【中学数学】関数~基本公式・例題一覧(比例・反比例・1次関数・2次関数)~

1.比例・反比例
比例の式

\(x\) が \(y\) に比例するとき

\(y = ax  (a: 比例定数) \)

例題

\(x\) が \(y\) に比例し、\(x = 2\) のとき, \(y = 6\) であるとき, \(x\) と \(y\) の関係式を表せ。

解答

求める式を

\(y = ax (a:定数)\)

とおく。

\(x = 2\) のとき, \(y = 6\) より,

\(6 = 2a\)

よって

\(a = 3\)

したがって、

\(y=3x\)

反比例の式

\(x\) が \(y\) に反比例するとき

\(y= \displaystyle\frac{a}{x} (a:比例定数)\)

例題

\(x\) が \(y\) に反比例し、\(x = 3\) のとき, \(y = 1\) であるとき, \(x\) と \(y\) の関係式を表せ。

解答

求める式を

\(y= \displaystyle\frac{a}{x} (a:定数)\)

とおく。

\(x = 3\) のとき, \(y = 1\) より,

\(1 = \displaystyle\frac{a}{3} \)

よって

\(a = 3\)

したがって、

\(y= \displaystyle\frac{3}{x} \)

対称な点の座標

点\((a, b)\)に関して

\(x\)軸対称 → \((a, -b)\)
\(y\)軸対称 → \((-a, b)\)
原点対称 → \((-a, -b)\)

※\(x\)軸対称は\(y\),\(y\)軸対称は\(x\),原点対称は\(x, y\)両方の符号が変わる

例題

点\((2, -3)\)を\(x\)軸, \(y\)軸, 原点に関して,それぞれ対称移動して得られる各点の座標を求めよ。

解答

\(x\)軸対称:点\((2, 3)\)

\(y\)軸対称:点\((-2, -3)\)

原点対称:点\((-2, 3)\)

中点の座標

\(A(x_{1}, y_{1})\), \(B(x_{2}, y_{2})\)のとき

線分AB の中点Mの座標は

\(M(\displaystyle\frac{ x_{1}+ x_{2}}{2},\displaystyle \frac{ y_{1}+ y_{2}}{2})\)

例題

2点\((2, 3)\), \(B(4, 7)\) の中点\(M\) の座標を求めよ。

解答

\(M(\displaystyle\frac{ 2 + 4 }{2},\displaystyle \frac{ 3 + 7}{2})\)

\(M(3, 5)\)

2.1次関数
1次関数のグラフ

 1次関数 \(y = ax + b\)のグラフは

 傾き\(a\),  \(y\) 切片が \(b\) の直線

※\(a\) が正 → 右上がり直線
 \(a\) が負 → 右下がり直線

 

グラフの手順

① \(x\) 軸, \(y\) 軸, 原点をかく
② \(y\) 切片(\(y\) 軸との交点)をとる
③ グラフの概形をかく

直線の方程式

①点 \((x_1, y_1)\) を通り,傾き\(m\) の直線の方程式

→ \(y – y_1 = m (x – x_1)\)

 

②異なる2点 \((x_{1}, y_{1})\), \((x_{2}, y_{2})\) を通る直線の方程式

→ ・\(x_1 \neq x_2\) のとき

     \(y – y_1 = \displaystyle\frac{y_2 – y_1}{x_2 – x_1}(x – x_1)\)

     ・\( x_1 = x_2\) のとき

     \(x = x_1\)

  ※\(\displaystyle\frac{y_2 – y_1}{x_2 – x_1}\)は直線の傾きを表している

例題

① 点 \((2, 3)\) を通り、傾きが \(2\) である直線の方程式を求めよ。

② 2点 \((2, 2)\), \((4, 8)\) を通る直線の方程式

解答

\(y – 3 = 2 (x – 2)\)

よって

\(y = 2x – 1\)

\(y – 2 = \displaystyle\frac{8 – 2}{4 – 2}(x – 2)\)

よって

\(y – 2 = 3 (x – 2)\)

すなわち

\(y = 3x – 4\)

3.2次関数
2次関数のグラフ

2次関数 \(y = ax^2 \) のグラフは原点を頂点とする放物線

例題

原点を通り、点\((2, 8)\) を通る2次関数を求めよ。

解答

原点を頂点とする2次関数を

\(y = ax^2 (a:定数)\)

とおく。

これが点 \((2, 8)\) を通るから

\(8 = a \cdot 2^2 \)

よって

\(a = 2\)

したがって、

\(y=2x^2\)

変化の割合\(a\)

(変化の割合)\( = \displaystyle\frac{(y の増加量)}{(x の増加量)}\)

 → 異なる2点を通る、直線の傾きを表す

例題

2次関数 \(y = x^2\) で\(x\) の値が\(2\) から\(4\) まで増加したときの変化の割合を求めよ。

解答

\(x\) の値が\(2\) のとき、\(y\) の値は4,

\(x\) の値が\(4\) のとき、\(y\) の値は16,

であるから、\(y\) の値は\(4\) から\(16\) まで変化する。

したがって、変化の割合は

\(\displaystyle\frac{16 – 4}{4 – 2}\)

\(= \displaystyle\frac{12}{2}\)

\(= 6\)

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