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来年から高校の教師になるのですが、失敗しそうで不安です…。
今から心がけておくべき、新任教師が失敗しがちな事って何でしょうか??
このような疑問に答えます。
- もうすぐ教師になるが、失敗しないか不安
- 実際に働いたときにミスをしないように事前に失敗例が知りたい
- 新任教師の失敗例がわかる
- 失敗を事前に把握しておくことで、ミスを防ぐきっかけになる
新任で教師になるなら、たしかに不安ですね。私は教師になって20年くらいになりますが、もちろんたくさんの失敗をしてきました。
その中から、特にありがちな失敗を紹介します。
失敗から学ぶことももちろんありますが、事前に知っておくのも大切です。実際に心がけてみて下さいね。
【新任教師】失敗しがちな7つの事
新任教師のありがちな失敗は次の7点になります。
- 生徒に好かれようとする
- 生徒を叱れない
- 生徒の所為にする
- 生徒に敬語を使わない
- 自分が話す時間が長い
- 周囲の助けを借りない、相談しない
- 知識不足
生徒に好かれようとする
まず、最も多いのが「生徒に好かれようとする」になります。
もちろん生徒には好かれる方が良いに越した事はありませんが、好かれようとするあまり、例えば、ある特定の生徒にだけ話しかけたり、仲良くなることがないように注意しましょう。
生徒は扱いが平等ではないと感じると
「この先生はあの子だけ贔屓している」
「自分には話してくれない」
といった不満を感じたり、不信感に繋がります。
もちろん、クラス全員に全く同じ熱量で話しかけられるのならば良いですが、大抵は元気の良い子とだけ話す回数が多くなりがちになるなど、バランスが崩れがちになります。特に新任の段階では無理やり最初から話しかけたりするよりも、
「困っている生徒がいたら、見逃さずに声をかける」
といった事を常に意識してみて下さい。全員は無理でも、「困っている生徒」「辛そうにしている生徒」だけにピックアップすることが大切です。
目指すべきクラスからの印象は「クラス全員がちょっとだけ自分の事が好き」という状態を目指しましょう。ある特定の子だけ凄く好かれている状態は学級運営としては、危険ですので気を付けて下さい。
原則は面談等を通して生徒の話をじっくり聞き、普段は困っている子だけ見逃さないくらいのスタンスの方がうまくいきますよ。もちろん、生徒から話しかけてきたときは話を聞いてあげて下さいね。
生徒を叱れない
2つ目は「生徒を叱れない」ことになります。
「生徒に嫌われたくない」という気持ちもあり、例えば「授業中騒ぐ」といったことがあっても、「叱れない」ことが多いです。しかし、これは明らかに失敗だといえるでしょう。
教師の仕事は、「生徒を指導し、成長させること」にあります。
間違ったことをした場合には、ときに厳しい指導をすることで生徒を成長に導くことができることを忘れないでもらいたいと思います。
また、新任教師のうちは、どうしても生徒自体が甘えがちな対応をとりがちです。
どちらかというと、最初は「仲良くする」よりも「規律を守らせ統制する事」を重視することで、結果的にうまくいきます。
生徒の所為にする
3つ目は「生徒の所為にする」になります。
特に、高学歴な経歴から教師になった方は、例えば、思うように生徒の学力が上がらない現実に直面した場合に「自分は悪くない」と思いがちですが、このような態度は生徒にも必ず伝わります。
学力の他にも、「生活習慣がなかなか直らない」「言う事を聞かない」など様々な生徒との問題に直面することはありますが、うまくいかなかったときに「生徒の所為」にせず、「原因は自分にある」と考えられるようになることが大切です。
生徒に敬語を使わない
これもありがちですが、職員だけでなく生徒にも敬語を使いましょう。
生徒との年齢が比較的近いこともあり、新任教師の場合「タメ口」で会話してしまう方は非常に多いですが、これも関係性としては失敗しがちですので注意しましょう。
まずは、こちらから敬意を示すことで、生徒自身もそれに応えてくれるようになりますので、「丁寧な言葉遣い」や「敬語」を意識して使うようにして下さい。
自分が話す時間が長い
5つ目は面談などでよくありがちな「自分の方が話す時間が長い」ことになります。
担任になると「生徒面談」「保護者面談」などありますが、いずれの場合においても、「生徒」や「保護者」よりも「自身」が話をしてしまうと
「この先生はわかってくれない」
「この先生は話を聞いてくれない」
となり、信頼関係を築くことができなくなります。もちろん、普段の生活で気になることなど、何か言いたくなる気持ちはよくわかります。しかし、「生徒」「保護者」との関係性は特にここが重要であり、まずは「聞く」もしくは「聞き出す」ことを意識してみて下さい。
例えば、三者面談の実践例としては以下のような流れがおすすめです。
① まず褒める
「この科目は凄く偏差値が高かったですね」
「この科目は前回よりも凄く伸びていますね」
「定期テストの成績、素晴らしいですね」
「学習に取り組む姿勢がとても良いですね」
など
※いいところを無理矢理みつけてあげて下さい。悪い部分には最初は極力触れないことが重要
②悩みを聞く
「何か勉強していて不安なことや悩みはありますか?」
「前回の模試は自分ではどう思いますか?」
「保護者の方からみて、最近の状況はいかがですか?」
など
※改善点は生徒自身もしくは保護者の方から言ってもらうのが良い
③改善点を指摘
「そうですね。今、○○さんも言ったように学習時間に関しては私も心配していました」
「保護者の方がおっしゃるように、遅刻の多さは気になりますね」
など
※②で生徒自身or保護者が言った内容を中心に。プラスアルファで担任より
④最後にもう一回褒めて終わる
「ただ、最初にも言ったように、学習に取り組む姿勢はとても良いですよ。これからも、一緒に頑張りましょうね」
「たしかに、遅刻の多さが気になりますが、徐々に改善はされており頑張っているのはわかります。保護者の方もご協力頂いて、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。」
など
※最後は褒めて気持ち良く終わらせましょう。
特に、「③改善点を指摘」から入らないように十分注意しましょう。
「①褒める」「②聞き出す」といった流れで信頼を構築しなければ、生徒や保護者の不信感に繋がってしまいます。
周囲の助けを借りない、相談しない
6つ目は「周囲の助けを借りない」になります。
これは上記5つとは異なり、職員同士の失敗例となりますが、新人教師の中には
「与えられた業務はすべて自分ひとりで行わなければならない」
と思い込む傾向がありますが、これは間違いです。
特に、校務分掌の仕事や学年の仕事などの部署毎の業務に関しては、職員間で協力して行うことで効率よく仕事をすることができます。
○校務分掌など、中学・高校教師の仕事内容について知りたい↓
また、クラスや授業に関する悩みも自分ひとりで解決しようとしがちですが、自分ひとりで悩まず「周囲に相談する」「周囲に助けてもらう」ことでより良い解決に導くことができますよ。
知識不足
最後の7つ目は「知識不足(勉強をしない)」になります。
教員採用試験まではしっかりと自身の勉強に励む人も、実際に勤務してからは途端に専門教科の研究や様々な知識を学習しなくなる傾向にあります。
しかし、教師の仕事は日々の変化が激しく、常に新たな知識を得て生徒に還元しなければなりません。
新任教師こそ、常に新しい知識を得るために自身の勉強を欠かさないようにしましょう。
まとめ
新任教師にありがちな失敗事例として以下の7つを紹介しました。
- 生徒に好かれようとする
- 生徒を叱れない
- 生徒の所為にする
- 生徒に敬語を使わない
- 自分が話す時間が長い
- 周囲の助けを借りない、相談しない
- 知識不足
失敗する事は悪いことではないですが、できる限りミスはしたくないものです。
特にコミュニケーションに関しては以下のようなコミュニケーション検定もあります。
履歴書にも書くことができ、教員の失敗にありがちな人間関係のミスを防ぐことにもつながりますので、大変おすすめですよ。
こんな方におすすめ | ・自己肯定感を上げたい方 ・就職・転職をお考えの方 ・HSP,繊細な心をお持ちの方 ・職場の関係にお悩みの方 ・コミュニケーション力をつけたい方 |
メリット | ・自分のことがわかる ・テレワークや非対面営業などオンライン ・コミュニケーションに役立つ ・部下、子ども、スポーツ選手などのモチベーション向上に役立つ ・広告キャッチコピーの反応率アップ、営業・接客力アップ、売上アップに、知ったその日から使える |
・自宅に居ながらスマホの動画視聴で、履歴書に書けるコミュニケーションの資格がとれる。
・学んだその日から使って役立つ実践的なメソッド。 中級は6か月何度でも繰り返し視聴できます。
・さらに120分参加型セミナー2回つき(ZOOMを使ったオンラインフォロー研修)
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