教員採用試験で不合格になる理由とおすすめ対策!

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ラッシーくん

教員採用試験また不合格でした…。

なぜでしょうか??合格する何か良い対策方法はありますか??

このような悩みに答えます。

この記事を読むと
  • 教員採用試験で不合格になった理由がわかる!
  • 今後、何をすれば合格するのかがわかる!

教員を目指す方は教員採用試験をほとんどの方が受験するかと思いますが、これに合格し、専任教諭になるのは中々苦労しますよね。

この記事では採用試験の面接官を長年行ってきた教員歴15年の教員が、教員採用試験で不合格になってしまう理由と今後の対策について紹介します。

これを知れば十分攻略できますので、是非参考にしてみて下さいね。

目次

教員採用試験で不合格になる理由とおすすめ対策!

a man in a suit
シンスケ

教員採用試験で問われる内容は一般的には次の4つになります。

採用試験
  • 書類審査
  • 筆記試験
  • 模擬授業
  • 面接
シンスケ

最終的にはこれらの総合評価で判断されるので注意して下さい。
例えば、1次(筆記試験)で合格した場合も、2次試験以降では筆記試験の点数を考慮された判断をされます

書類審査に関する問題

書類審査のみで不合格になることはほぼありませんが、以下の条件に当てはまる場合は「不合格」もしくは著しく不利な状況下でこの後の試験に進むことになります

1.選考基準を満たしていない (年齢制限、該当の免許を持っていないなど)
2.写真に関する不備 (貼り忘れ、サイズがあっていない、明らかに最近撮影したものではない、酷い染髪など印象が著しく悪い)
3.文章に関する不備 (記載漏れ、文字が著しく汚い、経歴に空きがある、基準を満たしているものの年齢がかなり高い場合など)

「1.選考基準を満たしていない」、「2.写真に関する不備」に関しては該当する例はほぼありませんが、「2.写真に関して」も案外みていますのでしっかりした様式になるよう心掛けて下さい。

「3.文章に関する不備」のみで一発不合格になることはほぼないですが、該当する事例はかなり多くその後の試験が不利になる可能性があるので注意!記載漏れ(特に、通勤時間の抜けが多い)、文字の綺麗さ(板書も汚いと判断されるので必ず丁寧に書く)は誰にでもできることなので気を付けましょう。

「経歴」「年齢」に関してはどうしようもないと思われる方も多いかと思いますが、実際にはかなり合格基準に影響しています!

採用側の立場からすると「経歴に空きがあったり、頻繁に職場を変更するのは怪しい」「年齢が自分達よりはるかに上の方と働くのは正直やりずらい」と思うものなのです。

つまり、これらに該当した時点で、「そもそも他の応募者よりも不利な状況である」という認識は持っておき、「経歴の空きに対する納得できる理由が説明できる」「高年齢を差し引いても高度な専門知識があり、面接の印象も非常に良い」など事前に対策を打っておくことで合格の可能性が広がります。

筆記試験に関する問題(専門性・適性)

筆記試験の点数が低い場合、当然ながら不合格になります。

専門性が低い教員は、授業もわかりにくい傾向があったり、酷い場合、間違った知識を生徒に提供してしまう可能性があるからです。

特に、進学率を重視している学校は専門教科の筆記試験が重要になりますので十分な対策を行ってから受験するようにして下さい。

筆記試験対策に関しては、教員採用試験用の参考書が販売されていますので、基本的にはそれらを用いるのが効率良く勉強できてお勧めです。

また、私学適性検査や大学入試過去問題を解くことによっても自身の現在の学力を測れますので是非チャレンジしましょう。

学校によっては「適性検査(人物像)」を導入しているところもあります。他の試験内容が非常に優秀であった場合でも、この検査で「採用しない方が良い人材」と判断されれば不合格になります。

「極端に偏った思考」であったり、「嘘をついている」と判断されるとこの結果が出る場合があるので注意して下さい。

模擬授業に関する問題(授業)

模擬授業に関する不合格や評価を落とす可能性は以下の場合に起こります。

1.間違った説明や板書をした場合
2.表現力が低い(発声、迫力・躍動感、表情、教態・言葉遣いなど)
3.計画性がない(指定された範囲が終わらない、説明がわかりずらい、進行速度など)

「1.間違った説明や板書をした場合」は一発不合格になる可能性は非常に高いです。これは、正しい知識を伝達しなければならない教員の役割に反していますので当然といえるでしょう。

問題は「2.表現力」「3.計画性」に関してですが、一発不合格になる可能性は低いものの、該当する事例は非常に多く、また、最終的な判断で不利になります。

「2.表現力」に関する減点とは具体的な例では「声が異常に小さい」「やる気(覇気)が感じられない」「言葉遣いが荒い、もしくは、教員にそぐわない言葉を使っている」などが挙げられます。特に、「言葉遣い」に関しては新卒の場合に多く「~てゆうか」「ぶっちゃけ」などいわゆる若者言葉を使っている例が散見されます。教員は生徒にとって身近な「大人」ですので、丁寧な言葉遣いで、正しい言語を使うよう心がけて下さい

「3.計画性」に関しては現職者でも該当する事例がありますが、限られた時間内で簡潔に説明しきるよう事前に準備することが実際の現場でも求められます。一発不合格にはならないものの、他の応募者との比較にはされますので注意して下さい。

面接試問に関する問題(適性・資質)

面接に関する不合格や評価が落ちる可能性は以下のような場合に起こります

1.聞かれた質問に答えていない
2.全体的な印象(暗い、挙動不審、話が異常に長い、早いなど)
3.自身の経歴に関する不審な点を説明できない
4.質問に対する回答が学校方針と合わない
5.教育に関する知識が不足している

意外に多いのが「1.聞かれた質問に答えていない」です。当日は緊張して頭が真っ白になることもあるかもしれませんが、大前提として聞かれたことにしっかり答えられなければ印象がかなり悪くなりま。よく聞き取れなかった場合は、もう一度質問内容を聞き直しても大丈夫ですので、十分注意して下さい。

「2.全体的な印象」に関しては、教諭という性質上、明るく、ハキハキと、端的に答えられる人柄が好まれます。いつもよりも、明るい印象になるように心がけましょう。

「3.自身の経歴に不審な点(空きや多くの職場異動)」がある場合は、書類審査の欄でも触れた通り、しっかりと説明できることが望まれます。これに関しては予め準備をしておくことをお勧めします。

「4.質問に対する回答が学校方針と合わない」に関しては、よっぽど酷い回答をしない限りは、そこまで減点になるものではありませんが、予めホームページなどで方針をみておくことをお勧めします。

「5.教育に関する知識」に関しては、大学入試改革や新学習指導要領が導入された昨今においては非常に質問されやすい内容となっています。教員は日々勉強することが求められる職業ですので、教育業界の情報は常に仕入れるようにして下さい。このサイトでも、このような情報(大学入学共通テストや新学習指導要領など)を発信しておりますので参考にして下さい。

○2025年から本格実施される大学入学共通テストの変更点が知りたい↓

○新学習指導要領の概要が知りたい↓

また、面接における具体的な質問例は以下のように

「あなたの過去に関する質問」「あなたの未来に関する質問」「教育業界(トレンド)に関する質問」

に分類されます。

あなたの過去に関する質問例
  • 大学受験は一般と推薦どちらで受験しましたか。
  • 大学受験の勉強方法はどのように行いましたか。
  • 卒業した大学を選んだ理由は何ですか。
  • 高校や大学では部活動やボランティア活動はやられていましたか。
  • 大学での研究分野は何ですか。
  • アルバイトで塾や予備校などの教育に関する経験はされましたか。
  • 教育実習ではどの科目を教えられましたか。
  • 教育実習で大変だった点はどのような事でしょうか。
  • 教育実習で工夫された点などはありますか。
  • 本校のホームページなどはご覧になって頂けましたか。(特に私立に多い)
  • あなたの長所や短所は何ですか。
あなたの未来に関する質問例
  • 志望理由は何ですか。
  • 本校(本県)の生徒に教えたいことはどのような事ですか。
  • あなたはどのような教師になりたいですか。
  • 部活動の希望などはありますか。
  • あなたはICTを利用した授業を本校(本県)で行うことができますか。
  • もしも、あなたのクラスでいじめがあったらどのような対応をしますか。
  • もしも、保護者の方から○○のようなクレームがあったらあなたはどうしますか。
教育業界(トレンド)に関する質問例
  • 新学習指導要領でのあなたの教科に関する変更点についてどのようにお考えですか。
  • 昨年度の大学入学共通テストの内容に関して、あなたが感じたことを教えて下さい。
  • 現在、教員不足が社会的に問題になっていますが、あなたはどのように思われますか。
  • 探究学習に関してはどのような見解をお持ちですか。
  • ICT教育が今後充実していく為にはどのような取り組みが必要か、お考えをお聞かせ下さい。

まとめ

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シンスケ

今回は教員採用試験に不合格になった方向けに次の4つの内容について、不合格になる理由と対策を解説しました。

採用試験の内容
  • 書類審査
  • 筆記試験
  • 模擬授業
  • 面接

教員採用試験で不合格になる理由は、「専門性」「適性」が最も大きな要因となります。

「専門性」に関しては不足している自覚があるのであれば参考書や大学入試問題で補強してから臨むようにしましょう。また、近年は教科の専門性だけでなく、教育業界に関する知識(大学入試改革、新学習指導要領など)も求められていますので最新の情報を仕入れるよう心掛けて下さい。

また、面接等で問われる「適性」に関しては生徒が「この先生なら信用できる、安心できる」と思える人材かどうかを判断しています。教諭の仕事内容もしっかりと理解した上で、そのためには自身がどうあるべきか考えてみましょう。

最後に、教員の採用を探している場合は人材紹介会社にも登録しておくと良いです。

例えば、英語科の採用であれば、英語科の採用に特化した「ワークスピット」などがおすすめです。
教員の人材紹介会社は様々ありますが、 なるべく特化している会社を選んだ方がより専門性を活かした人材紹介をしてもらえますよ。

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主なエリア東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、滋賀、奈良、兵庫
※他県、海外から関東、関西への引越しが可能な方もOK
年収300-1,000万円程度
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シンスケ

教師になりたい方は以下の記事も是非参考にして下さい。

○高校教師になるための全体像↓

○採用試験合格後から赴任当初までにやるべきこと↓

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