記事内に商品プロモーションを含む場合があります
2025年から大学入学共通テストが変わるって聞いたのですが、どうゆう事ですか??
今やっている共通テストとの違いがわかりません。
このような疑問に答えます。
- 現在の大学入学共通テストと2025年からの大学入学共通テストの違いがわかる!
- 2025年からの大学入学共通テストで知っておくべき重要ポイントがわかる!
大学入学共通テストは実は2025年からが本格実施となります。
令和4年度以降に高校に入学する皆さんは、実際に自分が受験するときに何が変わるのか疑問に思っている人も多いかと思います。
特に重要なポイントを3つにまとめたので解説しますね!
【共通テスト2025】変更点3選!
2020年度まで実施されていた「センター試験」は2021年1月から「大学入学共通テスト」に名称が変更されたのは知っている方も多いのではないでしょうか。実はこの名称変更は、2022年度高1生より開始する「新学習指導要領」が関係しています。
新学習指導要領では、教科書、すなわち学ぶ内容(科目)が大きく変更されますので、2025年1月からはこれに合わせた新しい形式での大学入試として大学入学共通テストが行われることになりました。
本格実施はこの高校新課程導入をふまえた2025年からスタートとなりますが、それを待たずして2021年1月から先行実施されているのが現在行われている大学入学共通テストになります。
なるほど!2021年~2024年の共通テストはあくまでも先行実施ということですね!
その通り!
2025年1月からの大学入学共通テストは次の3点が重要なので必ずおさえておきましょう!
- 歴史は日本史と世界史の両方が問われる!
- 文系でも数学C が必要になる可能性がある!
- 情報が新設!プログラミングを学ぼう!
歴史は日本史と世界史の両方が問われる!
地理歴史の歴史総合に関しては要注意となります。現行では「日本史か世界史のどちらかを勉強すればいい」という認識があるかと思います。
しかしながら、新入試では「歴史総合・日本史探究」「歴史総合・世界史探究」といったように、「歴史総合(日本史と世界史を総合的に学ぶ科目)」とのセット受験となることが特徴です。
つまり、以前のように「日本史は苦手だからあきらめよう」ということはできなくなりますので十分注意が必要ですね。
また、「歴史総合」と同じように、「公共」に関しても「公共・倫理」「公共・政治経済」といった必須セット科目となります。
※「地理総合、歴史総合、公共」を選択する場合は、いずれか2科目(「地理総合」及び「歴史総合」、「地理総合」及び「公共」、「歴史総合」及び「公共」)の内容の問題を選択解答となります。
歴史は日本史と世界史の両方をできるようにしておく必要があるんですね!
文系でも数学C が必要になる可能性がある!
数学に関しては次の2つのグループ(①、②)に分け,それぞれ別の試験時間帯での実施となります。
グループ①:『数学Ⅰ,数学A』『数学Ⅰ』 ※どちらか1科目を選択
グループ②:『数学Ⅱ,数学B,数学C』
注目はグループ②の『数学Ⅱ,数学B,数学C』です。出題範囲のうち,「数学B」及び「数学C」については,「数学B」の2項目の内容(数列,統計的な推測)及び「数学C」の2項目の内容(ベクトル,平面上の曲線と複素数平面)から、3項目(つまり、数学Cも最低1項目は入る!)を選択解答する形式となります。
つまり、以前は理系しか勉強しなかった「数学C」 は文系でも必要になる可能性があるということはよく覚えておきましょう!
これは、数学B・数学Cを通して数学的な力をつけて欲しいというメッセージになります。
数学は論理的な思考力が身に付けられるという側面があるので大学側もそういった力は今後必要だと考えているんですね。
情報が新設!プログラミングを学ぼう!
新たに「情報(科目は情報Ⅰ)」が新設され、従来の5教科7科目から6教科8科目が課される形式になります。
内容は「情報Ⅰ」の中から出題されるのでコンピュータの仕組みやプログラミングに関しても内容に含まれます。
ちなみに、浪人生など「情報Ⅰ」を履修していない場合は別の問題(「社会と情報」「情報の科学」の内容を出題範囲とする「旧情報(仮称)」)を出し、「情報Ⅰ」との得点差が開いた場合は得点調整を実施することが決まっています。
コロナ化になって実感した人も多いと思いますが、これからは情報活用能力が重要になっていきます。
情報Ⅰで学ぶプログラミングやデータの活用はそのひとつの手段となりますが、このような知識を使ってデータを収集・分析して社会に還元していける人材が今後求められていきますのでしっかり勉強することが大切です。
まとめ
今回は2025年度からの大学入学共通テストの変更点として、必ず知っておいて欲しい3つのポイントを解説しました。
- 歴史は日本史と世界史の両方が問われる!
- 文系でも数学C が必要になる可能性がある!
- 情報が新設!プログラミングを学ぼう!
基本的な考え方としては新学習指導要領で必修科目となる「公共」「歴史総合」「情報Ⅰ」などは大学入試センターとしても重視しようという動きになっているということ!
歴史選択者は日本史・世界史の両方、「数学C」や「情報」は全高校生が学ぶ方向性になるといったように、これからは幅広い教養を身につけることが求められます。文系・理系の枠にとらわれない広い考え方を持ちましょう。
「公共」「歴史総合」「情報Ⅰ」などは、基本的には高1から学ぶ科目です。受験で課されることをふまえて入学時からしっかり学んでいきましょう!
また、「勉強法」「大学受験」「新学習指導要領」については以下、まとめ記事を参照して下さい。
コメント