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大学受験の面接ではどんな質問を聞かれる??質問例とよい回答が知りたいです。
こういった疑問に答えます。
- 大学受験の面接におけるよく聞かれる質問例を6選にまとめて紹介
- 結局、面接中は「未来のあなた」と「過去のあなた」しか聞かれていない話
- 面接で話す内容以外に気を付けるべきこと
面接に関するよくある悩みで「面接で質問される内容はなんですか??」という問いがあります。
その答えは、ものすごく簡単にまとめるとあなたの「過去」と「未来」しか聞かれません。
今回は、面接でよく聞かれる6個の質問例と実は上記の「過去のあなた」と「未来のあなた」しか聞かれていないという見解になる理由を解説します。
【大学受験】面接での質問例6選
本校を志望した理由を教えて下さい
まず、必ず聞かれるのは、「志望理由(動機)」になります。
これは、冒頭に聞かれることが多いでしょう。
志望理由の答え方のポイントは??
志望理由の中身は大きく分けると、以下の4つの内容になります。
① この分野を目指そうと思ったきっかけ
② 数ある大学・学部の中でも、なぜ○○大学○○学部○○学科なのか
③ 入学したら具体的にどのような事に取り組みたいか
④ 大学で学んだ事を活かし、将来はどのような事がしたいか
「志望理由の答え方がわからない」
という人に共通するのは上記の4項目についての内容がまとまっていないことが多いです。
NG例としては、
② 数ある大学・学部の中でも、なぜ○○大学○○学部○○学科なのか
③ 入学したら具体的にどのような事に取り組みたいか
に関しての内容が薄く「① 分野を目指そうと思ったきっかけ」だけがやたらと長いパターンが多いですので、十分注意して下さい。
また、志望理由の答え方のポイントは具体例をあげて説明できるかがとても重要です。
上記の①~④の内容を話すときには、
① きっかけ → きっかけとなった過去の具体的な出来事
② なぜこの大学か? → 現在、この大学で実施している取り組みの具体例
③ 入学したら? → 入学後の取り組みの具体例
④ 将来は? → 就職の取り組みの具体例
といった具体例を予め考えておくことがとても重要です。
志望理由の答え方がわからない人はまずは、①~④の内容を具体例も含め書き出してみましょう。特に、②、③の内容をしっかりと考えておくことがとても重要です。
志望理由の質問のされ方は、以下のように問われることもあります。
・なぜ○○学部○○学科で学びたいと思ったのですか
・数ある大学の中でもなぜ本校を志望したのですか
・本校に入学したら、具体的にどのような事に取り組みたいですか
・大学卒業後はどのような職業に就きたいですか
・この分野を目指そうと思ったきっかけは何ですか
これらは、質問のされ方は異なりますが、すべて志望理由の内容です。
「本校を志望した理由は何ですか?」の問いの答え方が不十分であった場合は、これらを追加で質問されることが多くあります。上記で説明した①~④の内容をしっかりと作り込んでおけば、これらの質問にも十分対応できますので、「志望理由の作り込み」の大切さがわかりますね。
本校のオープンキャンパスには参加しましたか
オープンキャンパスや説明会を実施している大学であれば、これらの内容を問われることが多くあります。また、分野によっては「体験(看護体験など)」「ボランティア活動」などの実際の活動経験を質問されることもあるでしょう。
面接以前に必ず活動経験をしておくこと
「オープンキャンパス」「学校説明会」「看護体験」などの活動経験に関しては、
実際にこれらの体験活動に参加しておく
ことが面接以前に重要なポイントです。
これらは、志望分野に対する「意欲」もみていますので、実施している場合は必ず参加しておいて下さい。また、事情によりどうしても活動体験ができなかった場合は、その理由も含めて説明できるようにしておきましょう。
また、何よりも大切な事は
嘘をつかない
ことです。実際は活動をしていないのに「活動をした」と言っても面接官には一発でバレますのでくれぐれも注意して下さい。
オープンキャンパスなどへの参加に対する答え方のポイントは??
実際にオープンキャンパスへの参加経験があった場合は必ずといっていいほど
「参加してどうでしたか??」
という質問が追加でされます。
回答例は以下になります。
「オープンキャンパスに伺った際に○○先生から、この大学の○○という仕組みについて話がありました。○○という仕組みは、まさに私がこれから勉強していきたい内容に直結しており、益々意欲が高まりました。具体的には、○○という仕組みを○○のように活用し、学習内容をより深めていきたいと考えております。」
回答のポイント
このような活動経験に関する質問は「体験」「ボランティア」を経験して実感した「志望理由」を聞いています。答え方としては、このように、実際に経験して勉強になった具体例をあげ、活用例まで答えられると尚良いでしょう。
失敗しがちな例
「○○さんがとても親切に教えてくれて、より入学したいという意欲が高まりました」
のように「人」を例に挙げて回答してしまわないように注意しましょう。
なぜ「人」を例にあげてはダメなのでしょうか??
オープンキャンパスで説明してくれた「人」は来年もいるかはわからないですよね。
上記でも説明した通り、原則はこの質問も「志望理由」を聞いていますので「仕組み」や「設備」といった「大学」自体の良さを例に挙げて回答しましょう。
・本校の学校説明会は参加されましたか?
・本校で配信している動画は視聴しましたか?
・本校のホームページは見ましたか?
・「○○の体験」「○○のボランティア」は参加しましたか?
これらは、質問のされ方は異なりますが、すべて志望分野の活動に関する質問です。
活動に関しては、実際に体験しておかないと面接で何を言っても低評価になってしまうため十分注意が必要です。
高校で最も頑張ったことは何ですか
これまでの自身の経験の中でも「高校で最も頑張ったことは何ですか」など、高校での活動経験は最も聞かれやすい質問になります。
高校での活動経験に対する答え方のポイントは??
ここでは、高校での活動経験を聞くことによって、志望する分野や学問への「適性」をみています。
過去を振り返り自身の経験を交えながら、話していくとよいでしょう。
回答例としては以下になります。
① 私が高校で最も力を入れた事は○○の活動です。
② ○○の活動は最初は○○という問題があり、大変なことも多かったですが、私自身が○○(工夫した自身の行 動)を行うことで次第に問題解決することができました。このことは、私自身、高校3年間を通してとても勉強になった経験です。
③ 進学や就職しても似たような問題が起こるかもしれませんが、この経験で学んだ事を活かし○○(予定している自身の行動)のようにすることで解決していきたいと思っております。
回答のポイント
① 頑張った内容に関しては、最初に簡単に言ってしまいましょう。結論から先に言うことは重要なポイントになります。
② 自身の過去の具体的な行動例を挙げることがポイントです。活動をしていれば、何かしらの問題が起きると思いますが、それをどのように対処したか、自身をアピールしましょう。
③ ②の経験を踏まえた上で、志望分野に適性があることをアピールしましょう。具体的な行動例を入れると尚良いでしょう。
失敗しがちな例
「私が高校で最も力を入れた事は○○部の活動です。○○部の活動は大変なことも多かったですが、顧問の○○先生のおかげで皆で乗り越えることができました。」
といったように自分ではなく、他の人(この場合だと顧問の先生)の話をしてしまうことが非常に多くありますので十分注意して下さい。
○○さんの長所・短所は何ですか、得意科目・不得意科目は何ですか
「長所・短所」「得意科目・不得意科目」に関する質問も志望する分野や学問の適性を判断する上で聞かれやすい質問になっています。
長所・短所の答え方のポイントは??
長所・短所、得意科目・不得意科目に関しても志望する分野・学問への適性をみています。
長所・短所の回答例は以下になります。
① 私の長所は「計画性がある」ことです。
② ○○の活動をしていたときも、○○という問題がありましたが私が○○のように計画的に行ったところ、活動を成功に導くことができました。この長所は○○という職業に就いても活かせると思うので、今後も伸ばしていきたいです。
③ 逆に短所は「物事を慎重に進めすぎる」傾向があります。
④ 以前、○○での活動をしていたときも、物事を慎重に進めすぎて〆切期限ぎりぎりになってしまった事もありますので、今後はスピード感も大切にしていきたいです。
回答のポイント
① 長所は「計画性がある」「周囲に配慮ができる」「探究心が強い」など自分が他の人よりも優れているものをアピールしましょう。
② ここでも、①の根拠となる具体的な行動例を示しましょう。また、長所を志望する分野でも活かせることをアピールできると尚良いでしょう。
③ 短所に関しては「物事を慎重に進めすぎる」などなるべくネガティブな言葉を使わない表現を心掛けましょう。
④ 短所に関しては、改善案をしっかり示しましょう。
失敗しがちな例
長所を「時間が守れる」「忘れ物をしない」など誰にでもできること、できなければマズいことにするのはアピールになりませんのでやめましょう。また、長所は一つに絞ることも大切です。
短所に関しては上記の例で言えば「心配性です」のように、ネガティブな言葉を使ってしまいがちです。しかし、同じ意味でも「物事を慎重に進めすぎる」という言葉を使えば印象がかなり違いますね。ポイントとしては「周囲に配慮しすぎる」「信念を貫こうとしすぎる」といったように
「(ポジティブな表現)+しすぎる」
のような言い方をするのがおすすめです。
また、得意科目・不得意科目に関しても考え方は同じです。具体例を入れ、不得意科目に関しては改善案を明示することでネガティブな印象にならないようにしましょう。
・あなたの強みは何ですか
・自己PRをお願いします
・何か言い残したことはありますか
・何か最後に一言お願いします
「自己PRをお願いします」なども実は長所と同系統の質問です。
上記のように、自身のこれまでの具体的な行動例を入れながら落ち着いて回答しましょう。
最近読んだ本は何ですか・最近気になったニュースはありますか
最近読んだ本や気になったニュースも近年質問されることがあります。
最近読んだ本、気になったニュースの答え方のポイントは??
最近読んだ本、気になったニュースは、実は志望分野への興味を判断している質問になります。
回答例は以下になります。
① 最近気になっているニュースは○○(志望分野のニュース)です。
② このニュースで○○という問題が取り上げられていましたが、この問題は私達が今後解決していかなければならない重要なテーマだと考えています。
③ 私自身はこの問題は○○をすることで解決できるのではないかと現在考えており、大学に入学してもこの問題について考えていきたいと思います。
回答のポイント
① 最近気になっているニュース(本)は志望分野に関するニュース(本)を選ぶことがポイントです。
② そのニュース(本)のどこに興味(問題意識)をもったのか示しましょう。
③ ②の問題に対して、自身の見解を述べることが大切です。さらに、それを志望理由となる大学での学びに繋げられると尚良いでしょう。
失敗しがちな例
志望分野と全く関係ないニュースや本を取り上げる高校生は非常に多いのですが、これは全くのNGではないものの、プラスの評価にはなりません。可能な限り自身の志望分野に関連するテーマを選ぶことが重要です。
逆に○○さんから質問はありますか
逆に面接官から質問が問われることがあります。問われるとすれば、たいていは最後になりますが、予め準備をしておきましょう。
逆に○○さんから質問はありますかの答え方のポイントは??
この質問は主に「志望校への興味(しっかり調べられているか)」「意欲」などをみています。
「特にありません」
という回答でも大幅な減点になるわけではないですが、できれば質問内容を準備しておきましょう。
回答例は以下になります。
・ この学部では○○の制度がありますが、○○という利用の仕方はできますでしょうか。
・ 仮に貴学に入学を許された場合は、入学までに何か準備しておくことや勉強しておいた方がいいことなどありますでしょうか。
・ これまで○○を頑張ってきましたが、これから○○の分野を学ぶ上でさらに努力した方がいいことはありますか。
回答のポイント
原則は、「学ぶ意欲」や「志望校への興味」があると思わせる質問をしましょう。
上記のように、もし入学したらどんなスキルや教養が必要なのか確認しておくなどはおすすめです。
失敗しがちな例
大学で設置されている授業や単位数などホームページなどをみればすぐにわかる質問はやめましょう。また、一度説明された内容をもう一度聞くのも避けておいた方がよいでしょう。
このような、明らかな理解不足を質問してしまうと逆にマイナスの評価になってしまいます。
結論:あなたの「過去」と「未来」を答えられるようになっておこう
ここまでの質問例をみると
質問のパターンがたくさんありすぎるよ…
と感じた方も多いのではないでしょうか。
当日は、臨機応変に対応しなければならないですし、上記をすべて当日に活かすのは難しく感じますよね。
しかし、実は上記の質問例をみていくと、面接では主に2つの事しか聞かれていません。
それは、「過去のあなた」と「未来のあなた」です。
例えば、
「高校で頑張ったこと」「長所・短所」「得意科目・不得意科目」「読んだ本・気になったニュース」「オープンキャンパスなど説明会への参加」
などを例として挙げましたが、これらはすべて「過去のあなた」が実際にどんな事を頑張り、どんな事に興味をもって勉強や活動をし、苦手な事はどうやって乗り越えたかの経験を聞いているに過ぎません。本番はとても緊張して頭が真っ白になることもあるかもしれませんが、迷ったときは過去の自分の経験を一つ一つ思い出してゆっくり話してみましょう。
また、
「志望理由」
に関しても同様に、入学したらどんな事を学び、どのように働いていきたいかという「未来のあなた」の行動を聞いています。これに関しても、具体的なイメージをもっていれば自然と話ができるものです。
このようなイメージだけでも掴めれば面接の答え方は途端に上手くなり、どんな質問がきても動じないようになります。
面接で話す内容以外に気を付けるべきことは??
面接では、上記のように回答する内容も重要ですが、その他にも下記のような態度には十分注意しましょう。
① 背筋は常に伸ばし、明るい印象を心掛けよう!
② 目線はまっすぐ面接官をみよう!
③ ゆっくり、はっきり話そう!早口に注意!
話している内容がしっかりしていても、全体的な印象が暗い印象だとそれだけでマイナスになります。
詳しくは以下をご覧下さい。
以上、参考になれば嬉しいです。
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