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将来、高校教師を目指そうか迷っているのですが、やりがいや魅力って何ですか??
このような疑問に答えます。
- 将来、中学や高校の教師になりたいが迷っているのでやりがいが知りたい
- 仕事内容で大変な事や辛い事が知りたい
- 高校教師のやりがいと魅力がわかる
- 高校教師の仕事で大変な事、辛い事がわかる
- 高校教師を目指す上での判断材料になる
高校教師には一般企業にはない魅力がたくさんあります。
私自身がこれまで高校教師を経験して実感したやりがいを5つにまとめて紹介します。
また、逆に大変な事、辛い事も紹介しますので、これをふまえた上で、教師を目指すかどうかの判断材料にしてもらえればと思います。
高校教師のやりがいと魅力【TOP5】
高校教師のやりがいとして次の5つを紹介します。
- これから活躍する多くの子供に影響を与えられる
- 自身の専門性を活かせる
- 日々の業務に変化がある
- キャリアに関係なく、生徒や組織に貢献できる
- 自分自身が成長できる
これから活躍する多くの子供に影響を与えられる
教師のやりがいで最も大きいのは
「これから活躍する多くの子供に影響を与えられる」
という点が一番だと思います。
小説『夢をかなえるゾウ』にこんなフレーズがあります。
「ええか?お金いうんはな、人を喜ばせて、幸せにした分だけもらうもんや。せやからお金持ちに『なる』んは、みんなをめっちゃ喜ばせたいて思てるやつやねん。」
引用元:「夢をかなえるゾウ」
私自身はこれに関してとても感慨深いものを感じました。
すなわち
「人を幸せにした分だけ、自分も幸せになれる」
「人をより多く喜ばせた人が、その対価としてお金を得る」
という考えは、私たちが働く上での根本的な本質だと思うのです。
教師という仕事は、毎年何百名もの生徒に接し、直接的に影響を与えられる職業です。
さらに、成長したそれぞれの生徒が社会で活躍してくれることまで考えると、自分自身が世の中に与えられる影響は決して小さくないと実感しています。
また、生徒だけではなく、保護者や学校に携わる多くの方との繋がりも多く、
まさに
「直接的に多くの人を喜ばせられる職業」
という部分にやりがいを感じています。
卒業した生徒が社会で生き生きと働いていることを報告してくれたときや、成長した姿をみたときは本当に幸せな気持ちになります。このような、やりがいを求めている方にはおすすめの職業です。
自身の専門性を活かせる
私が教師を志望した理由で最も大きかったのはこの「専門性を活かせる」という点でした。
私自身は「算数や数学」が小学校からずっと得意分野で大好きだったので、現在に至るまで「数学」を扱うことができ、その知識を社会に役立てられている事が本当に幸せだと感じています。
高校教師を目指す方は、「自分が専門に学んだ事を活かしたい、教えたい」と考えている人も多いかと思います。
特に、高校で教える教科が専門分野である場合は、まさにやりがいのある職業といえるでしょう。
日々の業務に変化がある
3つ目は「日々の業務に変化がある」ことになります。
他の職業で聞くことの一つに
「毎日同じ仕事や業務の繰り返しで変化がない」
という事がよく上げられますが、「教師」という職業にはこれに関しては全く当てはまらないと断言します。
赴任した学校にもよりますが、大抵は一年間を通して「文化祭」「体育祭」「修学旅行」「課外活動」「入学式」「卒業式」など数多くのイベントがあり、さらに、毎年受け持つ「学年」「クラス」「校務分掌」「部活動」なども変化するので、特定の仕事と言えるのは「教科指導」ぐらいです。
このように、ある特定の業務だけをやり続けない、変化のある職業である点は魅力的でやりがいのある部分だと感じています。
高校教師の仕事に関する具体的な内容が気になる方は以下の記事もご覧下さい。
キャリアに関係なく、生徒や組織に貢献できる
4つ目は「キャリアに関係なく、生徒や組織に貢献できる」ことになります。
これも一般企業でよくある
「長く働いている人の方が、成果が出る」
という事は「教師」という仕事にはそれほど当てはまりません。
もちろん、経験があるほど、仕事内容を熟知していたり、いざという時の対応がスムーズであったりはしますが、
新任教師の方がベテラン教師よりも
「教科の専門性が高い」
「生徒の扱いが上手い」
といったような事もよく起こります。
「生徒の為に何かしたい」という想いが強い方であれば、ベテラン教師にも負けない成果を出せるのが教師の魅力ややりがいの一つでもあります。
自分自身が成長できる
最後の5つ目は「自分自身が成長できる」ことです。
上記でも触れたように、教師の仕事は本当に変化が激しく、様々な仕事や状況に臨機応変に対応することが求められます。
生徒も毎年変わるので、このような様々な業務や人と接した経験がいつの間にか自分自身を成長させています。
「人に教えることで、自身の理解が深まる」という話は勉強でもよく聞くと思いますが、まさにこの事が教師という職業に当てはまるといえるでしょう。
高校教師として働く上で大変な事、辛い事
逆に「大変な事」とか「辛い事」ってありますか??
「やりがい」や「魅力」だけじゃなく、逆に「大変な事」を理解しておく事も大事ですね。
特によくある事例を3つ紹介します。
- 人が相手なので思い通りの結果に繋がらない事も多い
- 専門分野を追究し続けなければならない
- 保護者との関係で苦労することもある
人が相手なので思い通りの結果に繋がらない事も多い
最も突き当たる問題は「人が相手なので思い通りの結果に繋がらないことが多い」ことかと思います。
例えば、
「いくら勉強を熱心に教えても、生徒の成績が上がるとは限らない」
「一生懸命に指導した結果、生徒から逆に嫌がられることもある」
などです。
自分の学力であれば、努力すればするほど伸びた経験はあったかと思いますが、「指導」に関してはそれはある意味間違いだと言えます。
上記の例で言えば、
「熱心に何でも教えるよりもある程度、自主性を重視した方が成績の向上につながった」
「生徒が本当に大変なときにだけ、助けてあげた方がより良い関係を築けた」
という事も実際は起こります。
この辺りの因果関係が、他の職業にはない難しさであると言えるでしょう。
また、新任教師の方は特に生徒の扱いに慣れるまでは
「生徒が言う事を聞いてくれない」
と感じる事が多々あるかもしれません。
専門分野を追究し続けなければならない
上記のやりがいの逆になりますが、「専門分野を追究し続けなければならない」ということがいえます。教師の仕事は常に最新の情報を仕入れ、生徒に還元していかなければならない職業です。
少なくとも、自身の専門分野をずっと研究しても嫌にならない人でなけらば「大変」「辛い」と感じるのは間違いないでしょう。
近年は大学入試改革により、特に最新の情報が問われる事になります。これらを追究する覚悟が必要という事は覚えておきましょう。
「大学入試改革」に関しては、このサイトでも情報を発信しています。
2025年より大学入学共通テストなども変わりますので、是非以下も参考にして下さい。
保護者との関係性で苦労することもある
生徒との関係が良好だった場合も、保護者との関係性で上手くいかないときもあります。
特に進路などのお金にも関係する内容は生徒だけでなく、保護者ともよく話し合う必要があります。
保護者との関係性によっては大変だと感じる事もあるかもしれませんので注意しましょう。
高校教師はやりがい・魅力・辛い事をふまえ総合的に判断しよう
本記事では、高校教師のやりがいを5点紹介しました。
- これから活躍する多くの子供に影響を与えられる
- 自身の専門性を活かせる
- 日々の業務に変化がある
- キャリアに関係なく、生徒や組織に貢献できる
- 自分自身が成長できる
このような、やりがいに魅力を感じた方は高校教師を一つの選択肢として考えてみましょう。
ただし、
- 人が相手なので思い通りの結果に繋がらない事も多い
- 専門分野を追究し続けなければならない
- 保護者との関係で苦労することもある
といった「大変な事」「辛い事」もありますので、このことも踏まえた上で最終的には総合的に判断する事をおすすめします。
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