【教員から転職までの流れ】5STEPで徹底解説

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ラッシーくん

今、教員ですが、転職を考えています。
転職する場合の流れは具体的にどのようになるでしょうか??

このような疑問に答えます。

本記事の内容
  • 教員から転職するまでの5つのSTEPを紹介
  • 教員からの転職が難しい理由と成功ポイント

教員として働いているものの

「教職が嫌になったので転職を考えている」
「教員以外の仕事でやりたいことができた」
「教員からの転職の流れはどのようになるのだろうか」

このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、教員が転職を決意してから、実際に転職するまでの流れを5つのSTEPで解説していきます。

目次

教員から転職までの流れ

シンスケ

教員から転職するまでの流れは次の5つのSTEPとなります。

教員から転職するまでの5STEP

STEP①:転職したい理由を書き出す

STEP②:転職先のイメージをつけておく

STEP③:転職サイトと転職エージェントに登録する

STEP④:転職エージェントの支援を受けながら、転職活動をする

STEP⑤:管理職へ報告する

STEP①:転職したい理由を書き出す

まず、一番最初に行ってもらいたいことは、転職したい理由を書き出すということを必ず行いましょう。

実際に転職活動を行うにしろ、転職せずに教員を続ける決意をするにせよ、理由を明確にしておくことが大切になります。

例えば、転職活動であれば、明確な転職理由はそのまま志望動機にもなり得ますし、モチベーションを維持することができます。

また、転職しない場合であっても理由を明確にすることで、改善できることもあるかもしれません。

そして、転職したい理由は考えるだけでなく、実際に紙やデータ上に書き出すということをするとより明確になるのでおすすめです。

ここでは、各年代ごとに教員が転職したい、辞めたいと考えるありがちな原因を紹介します。

新任・20代教員が転職を考える原因と打開策

新任教師や20代教師の場合、教員としての歴は浅いため、以下の3つがよくある原因になります。
これらの原因と打開策を考えることが重要です。

新任・20代教員が転職を考える原因3選と打開策

原因①:生徒との関係がうまくいかない
打開策:生徒に嫌われる勇気を持ち、叱るべきときには叱る!

原因②:大きな失敗をしてしまった
打開策:人間は誰でも失敗する!過度に失敗を恐れず、ときには周囲に相談して解決する!

原因③:予想していた仕事内容と違った
打開策:与えられた仕事をまずはこなす!すべての業務は、自分を成長に導いてくれます!

新任・20代の教員が最も多いのは、不慣れからくる生徒とのトラブルが最も多いです。
生徒対応は新任教師が失敗しやすい事の典型例ですので注意が必要です。
しかし、逆にいうと対応に慣れてしまえば解決できる問題であるとも言えますので、本当に解決できない事なのか考えてみましょう。

また、新任や20代のときは生徒だけでなく、職場の同僚や上司などに嫌いな人や苦手な人がいるかもしれません。
そのようなときは、以下のような方法も試してみて下さい。

「嫌いな人」「苦手な人」がいるときの対処法5選
  1. 嫌いな人の心理を意識する
  2. 第三者目線でみる
  3. 相手を変えようとしない
  4. 相手の行為を受け流す
  5. 嫌いな人にこそ好意的に接する

30代教員が転職を考える原因

30代教員の転職理由は以下のような3つが主な原因になり得ます。

30代教員が転職を考える原因3選

原因①:生徒との関係がうまくいかない

原因②:勤務時間・拘束時間が長く休めない

原因③:教師としてのやりがいをなくしてしまった

新任・20代教員と同様に、生徒との関係によってトラブルが発生するパターンは共通して言えます。

逆に、30代からは徐々に勤務時間の長さなどの体力面、教師としてのやりがいなどにも問題を感じ始める時期ですので注意が必要です。

40代教員が転職を考える原因

40代教員の転職理由は以下のような3つが主な原因になり得ます。

40代教員が転職を考える原因3選

原因①:責任ある業務への重圧

原因②:体力的につらい

原因③:教員以外の仕事ができる最後のチャンスを逃したくない

一方、40代教員の転職理由に関しては、生徒の扱いなどの仕事内容としての問題はほぼないといってもよいでしょう。

逆に原因として多いのが、責任ある業務が30代以上に増えるのに対して、体力はどんどん無くなっていきますので精神的にも肉体的にも辛くなってくる頃です。

また、40代になると残りの人生を考え始める頃で、

「このまま教員だけの人生で本当に良いのだろうか」

と教員以外の人生を考える人も多くなるという特徴があります。

STEP②:転職先のイメージをつけておく

転職への意志が明確になった人は、続いて転職先のイメージをつけておきましょう。

特に、必ずおさえておくべきポイントは以下の2点です。

「新しい転職先で何をしたいのか(目標・目的)」
「どのような職種にするか(教員なのか、異業種なのか)」

これから転職活動をする上で必ずはっきりしなければならないのは「転職する目的」です。

「今の学校が辛いから」
「今の職場で問題があったから」

このような転職理由では、転職活動がうまくいかない事は明白ですので、

「教員も魅力的な仕事だけれども、○○の製品に携わって社会をより良くしていきたい」

このような、具体的な目標や目的がはっきりすれば、転職先の選択や面接対策などこの後の転職活動がかなり上手くいくようになります。

また、各年代ごとのおすすめ転職先は以下になります。

転職先20代30代前半30代後半40代
他校の教員・非常勤講師
塾講師・予備校講師・家庭教師
教育関係の企業
大学・学校の事務職×
児童支援員
営業職×
その他、異業種(教育・営業以外)××
◎おすすめ ○可能 △難しい ×ほぼ不可能

全体的な傾向としては、20代~30代前半くらいまでは比較的転職しやすく、異業種も含め転職可能となります。

しかし、30代後半以降になると応募条件に満たない場合も多く、教育関係以外の職種は難しいと思った方がよいでしょう。

特記事項としては、あなたに転職先で役立つスキルや経験があるかが、重要ポイントになります。

例えば、まったくの未経験であっても「簿記」の資格を持っていれば事務職に転職しやすくなりますし、プログラミング技術が卓越していれば年齢が高くても評価してくれる企業も多くあります。

シンスケ

一般的に教員からの転職で強みとなるスキルは以下の7つになります。
これらの強みは教員の方であれば経験がある事項ですので、転職先で生かせないか考えてみましょう。

教員の転職で強みとなるおすすめスキル7選
  1. プレゼンテーション力・説明力
  2. コミュニケーション能力
  3. 専門教科に関する知識
  4. 教育業界に関する知識
  5. PCスキル
  6. 課題(問題)解決能力
  7. 計画性

結論としては、教員に最もおすすめの職業は教職であることは揺るぎない事実です。まずは、教職関連または教職経験が活かせる職業を検討しましょう。

また、企業への転職を考える場合は、「UT-Board」の利用がおすすめです。長期インターンの求人や各企業の内定情報等が豊富にあるため、転職を優位に進めることができます。

STEP③:転職サイトと転職エージェントに登録する

転職理由と転職先のイメージが明確になってきたら、転職サイトと転職エージェントの登録は必ずしましょう

転職サイト(転職情報サイト)とは、転職希望者に向けて求人情報を発信するサイトです。登録すれば、膨大な量の企業の求人情報を閲覧することができますので、そこから自身で検索することができます。

それに対して、転職エージェントとは正式には「有料職業紹介事業所」と呼ばれ、厚生労働大臣から認可を受けた斡旋を目的とした会社のことをいいます。

転職エージェントは個々の転職希望者に対してマンツーマンでキャリアアドバイスを行い、希望や適性に応じて最適と思われる企業を紹介してくれるなど、専任のキャリアコンサルタントのような役目を担ってくれる存在です。

転職エージェントで受けられるサポート内容

  • 求人情報の提供
  • 履歴書の書き方指導
  • 企業への面接のアポイントメント(日程調整)
  • 面接対策
  • 給与額や入社時期などの交渉

上記のような内容のサポートを転職活動の最初から最後まで受けることができ、しかも相談料やサービス料は無料です。

転職エージェントのメリット

  • 無料で転職活動の最初から最後までサポ―トが受けられる(情報提供・アドバイス・事務処理)
  • あなたのキャリア(教員スキルやあなたの強み)を客観的にみて、自分でも気づかない才能を見出してくれる
  • 一般的なサイトにはない非公開求人を紹介してもらえる

転職エージェントのデメリット

  • セールストークにのせられて、入社を断れない
  • 案件が少ないと適性に合わなくても推し進める
  • 買い手市場のときは担当者が冷たいことがある

上記の通り、メリットとデメリットはもちろんありますが、基本的にはメリットの方が強いですので、転職サイトと併用して積極的に活用すると良いでしょう。

転職エージェント・転職サイトの選び方

各転職エージェントの概要は下記を参照して下さい。

転職エージェント比較表


リクルートエージェント

doda

マイナビエージェント

パソナキャリア

ワークポート

JAIC

マイナビジョブ20s

type転職エージェント

JACリクルートメント

リクルートダイレクトスカウト

ビズリーチ

ランスタッド

マイナビIT AGENT

レバテックキャリア

Education Career
教員人材センター
総求人数公開:約36万
非公開:約27万※2023年4月
公開:約3万5千
非公開:約9万5千
※2021年10月
公開:約4万
※2022年9月
公開:約5万非公開公開:約8千
非公開:約1万5千
※2022年1月
公開:約1万5千
非公開:約2万
公開:約10万
非公開:約5万
公開:約8万
※2022年9月
約6千
※2022年5月
約1万5千
※2022年8月
約1200
※2022年6月
不明
年代(おすすめ)全年代前年代20代~30代前半30代前半~50代20代~30代20代~54歳まで20代20代~30代前半30代~50代30代~50代30代~50代30代~50代20代~40代30代~50代全年代全年代
年収目安(現在)全年収層に対応全年収層に対応~500万円~700万円~400万円~400万円~400万円400~700万円800万円~600~900万円600~1000万円600万円~400~700万円500~800万円500万円~
特徴業界最大手
総求人数NO1
リクルートエージェントに次いで求人数が多い
面接確約オファーあり
IT・WEBエンジニア営業職
未経験職種への転職サポートが強い

幅広い業界の求人が豊富
転職未経験向け
IT・Web系の案件で高評価
未経験向けも豊富
フリーター・未経験・既卒・大学中退専門第二新卒・既卒向けの求人が充実
適性検査での分析ができる
第二新卒・既卒IT・WEB、エンジニア・女性におすすめマッチング力が高い
30~50代の転職におすすめ
ハイクラス求人
ヘッドハント機能
30代・40第におすすめ
担当コンサルタントを選べる
ハイクラス転職
直接スカウト
外資系企業・大手企業・事務職の求人が豊富
IT業界専門のコンサルがサポート
IT・WEBエンジニア向け
求人の過半数がIT・通信系教育関係特化私学教員特化
サポート期間3ヶ月
(延長可能)
3ヶ月
※実質無期限
実質無期限3カ月半年実質無期限実質無期限無期限実質無期限不明実質無期限実質無期限実質無期限無期限実質無期限不明
得意地域全国全国全国全国全国全国全国東京・神奈川・千葉・埼玉全国+海外全国全国+海外全国全国+海外東京・千葉・埼玉・神奈川・関西エリア全域・福岡全国1都3県
運営会社株式会社リクルートキャリアパーソナルキャリア株式会社株式会社マイナビパソナ株式会社株式会社ワークポート株式会社ジェイック株式会社マイナビ株式会社キャリアデザインセンター株式会社ジェイエイシ―リクルートメント株式会社リクルートキャリア株式会社ビズリーチランスタッド株式会社株式会社マイナビレバテック株式会社株式会社ファンオブライフ株式会社キャリアビスタ
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
※dodaのサポート期間は紹介された求人案件に一定期間応募しない場合などでサービス終了

転職エージェントや転職サイトを選ぶときは、これらのデータや評判・口コミを基に以下の5点を参考に、複数の転職エージェントや転職サイトを活用することが重要になります。

教員におすすめの転職エージェント・転職サイトの選び方5選

  1. 求人量目的の転職エージェントには必ず登録しよう!
  2. 希望する職種に強い転職エージェントにも登録しよう!
  3. 各年代に強い転職エージェントに登録しよう!
  4. 転職エージェントとは別に検索型の転職サイトにも登録しておこう!
  5. スカウト型転職サイトに1社は登録しておこう!
おすすめ転職エージェント・転職サイト

◎求人量目的転職エージェントおすすめ
⇒「リクルートエージェント」「doda

◎教育関係に強い転職エージェント
⇒「Education Career

◎年代別転職エージェントおすすめ
⇒「JAC Recruitment(30~50代)」「マイナビエージェント(20代)」

◎検索型転職サイト
⇒「教員採用.jp(私立教員のみの転職)」「リクナビNEXT(幅広い転職)」

◎スカウト型転職サイト
⇒「リクルートダイレクトスカウト」「ビズリーチ

転職エージェントは業界トップクラスの求人数を誇り、転職サポートを無料で行ってくれるリクルートエージェントが最もおすすめです。

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ただし、あなたの年齢が高い場合(30代後半~40代)はミドル・ハイクラス向けの転職に特化したJAC Recruitmentがおすすめです。実際の転職決定者も半数以上が40代となっています。

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転職サイトは国内最大求人サイトであるリクナビNEXTがおすすめです。幅広い規模の企業、業種をフォローしており、他で募集していない限定求人があります。

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STEP④:転職エージェントの支援を受けながら、転職活動をする

転職エージェントが決まったら、支援を受けながら転職活動を進めていきましょう。

転職エージェントではSTEP③でも紹介した通り、以下のようなサポートが無料で受けられます。

  • 求人情報の提供
  • 履歴書の書き方指導
  • 企業への面接のアポイントメント(日程調整)
  • 面接対策(自己PR、志望理由)
  • 給与額や入社時期などの交渉

上記の中でも、履歴書・職務経歴書の書き方、自己PR、志望理由などに関してはプロのアドバイスをもらうことで飛躍的に良くなりますので是非活用していきましょう。

また、求人情報に関しても転職サイトにはない非公開の求人情報があります。

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STEP⑤:管理職へ報告する

無事転職先が決定したら、管理職(通常は学校長)へ報告しましょう。

タイミングに関しては早ければ早いほど良いです。

特に、あなたが専任教諭であれば十分な引継ぎ期間も考慮し、最低でも2~3カ月前には報告した方が良いでしょう。
引き継ぎ用の文書はできる限り転職活動しながら作成を進めておいて下さい。

また、転職先の担当者とは十分な連絡を取り、コミュニケーションを大切にしましょう。

円満退職するための方法とスケジュールは以下になります。

円満退職スケジュール

STEP1.退職の意思を伝える(2カ月前まで)

STEP2.退職日を決める(1カ月半前まで)

STEP3.退職届を提出する(1カ月前まで)

STEP4.業務の引き継ぎをする(20日前まで)

STEP5.引継ぎチェック・PC整理・挨拶・学校への返却など(当日まで)

円満退職の為には、自身だけでなく学校側の事情も考慮することが大切です。

「有給の消化日は学校とも相談して決める」
「業務の引き継ぎは文書で残す」
「夏休みなど年度途中での退職はしない」

など、迷惑にならない配慮を心掛けましょう。

教員の転職は難しい??

最後に、教員の転職の難易度に関しては、結論として

教師からの転職は可能だが、成功ポイントをおさえないと非常に難しい

ということが言えます。

教員からの転職が難しい理由と成功ポイントは主に以下のような点です。

教師からの転職が難しい4つの理由
  1. 転職活動をする時間が取りにくい
  2. 転職をする時期が限定される
  3. 教育関係以外の転職には弱い
  4. 転職をした場合に年収が下がることが多い

転職を成功させる5つのPOINT

POINT①:教育経験が活かされる職種にしよう
POINT②:自己分析をしっかりしておこう
POINT③:企業に関する知識を予めつけておこう
POINT④:なるべく早めに行動しよう
POINT⑤:転職エージェントを活用しよう

教員から転職すると後悔することもある??

教員からの転職活動はノーリスクですので、迷っている場合はすぐにやることをおすすめします。

特に、以下のような特徴に当てはまる人は教員には向いていないかもしれません。

教員に向いていない人の特徴7選

  1. 専門教科の研究が嫌い
  2. 計画性がない
  3. 不誠実な対応やごまかしをする性格の人
  4. 生徒を叱れない
  5. 一般的な社会マナーがない
  6. ネガティブで落ち込みやすい
  7. 周囲と協力できない

ただし、実際の転職に関しては様々なリスクが伴いますので、特に以下の5点に対して後悔がないようにしましょう。

教員から転職すると後悔する5つのこと
  1. 社会的信用が低くなる
  2. 福利厚生や収入が悪くなる
  3. 転職先での仕事がうまくいかない
  4. 転職先の職場環境の方が劣悪
  5. 転職してから教員のやりがいに気付く

まとめ

シンスケ

教員から転職するまでの流れを5つのSTEPで紹介しました。

教員から転職するまでの5STEP

STEP①:転職したい理由を書き出す

STEP②:転職先のイメージをつけておく

STEP③:転職サイトと転職エージェントに登録する

STEP④:転職エージェントの支援を受けながら、転職活動をする

STEP⑤:管理職へ報告する

転職はスピードが勝負です。

年齢が高くなるにつれ、転職しにくくなる事実は確実にありますのでもし考えているのであれば早めに行動をしましょう。

迷っている場合は、記事内でも紹介した転職エージェントで無料で相談を受けることができますので一人で悩まないようにして下さい。

また、求人情報に関しても転職サイトにはない非公開の求人情報があります。

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