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1年目の新任教師ですが、もう辞めたいと考えるようになってしまいました。
1年目で辞めるのはまずいでしょうか??それとも、頑張って続けた方がいいですか??
このような悩みに答えます。
- 新任教師が辞めたいと考える原因3選とその打開策を紹介
- 教職を辞める前に知っておくべきこと
頑張って教員採用試験に合格したものの、いざ教師となって働いてみたら
「思っていた仕事と違う」
「教師をやめたい」
「このまま続けるべきか職種を変えるべきか迷う」
このように思うことはあると思います。私も教師を続けて15年以上になりますが、つらい事や失敗もあり、辞めたいと思うこともありました。
このような経験をふまえて、特に新任の先生が辞めたいと考えてしまう原因とアドバイスを解説します。
新任教師が辞めたいと考える原因3選
まずは、自身が抱える「辞めたい」と考える原因と打開策を見直しましょう。よくある原因3つと打開策は以下になります。
原因①:生徒との関係がうまくいかない
打開策:生徒に嫌われる勇気を持ち、叱るべきときには叱る!
原因②:大きな失敗をしてしまった
打開策:人間は誰でも失敗する!過度に失敗を恐れず、ときには周囲に相談して解決する!
原因③:予想していた仕事内容と違った
打開策:与えられた仕事をまずはこなす!すべての業務は、自分を成長に導いてくれます!
原因①:生徒との関係がうまくいかない
「生徒とうまくいかない」という理由で辞めることを検討する人は非常に多くいます。
他の職種だと人間関係といえば同じ会社内や取引先になりますが、教職は「生徒」という「未成年」との人間関係が主体となるところが注意が必要な部分ですね。大人同士だとある程度は、お互い気遣いながら接することが多い内容も生徒には通用しません。
ある時、私が職員室で他の職員と話しているときに、クラスの生徒が私を訪ねてきたことがありました。大事な話でしたのでそのまま待たせていたのですが、つい長くなってしまい10分くらい待たせてしまい、その生徒を怒らせてしまったことがあります。
今になってみれば、「今話をしているので後で来てもらってもいいですか」とその生徒に一声かけてあげれば良かったなと反省しているのですが、このように些細な事からも生徒とトラブルになってしまうことはよくあります。
特に、新任教師の先生が生徒との人間関係で失敗しがちなのは、次の5つになります。
- 生徒に好かれようとする
- 生徒を叱れない
- 生徒の所為にする
- 生徒に敬語を使わない
- 話す時間が長い
中でも「生徒に好かれようとする」あまり特定の生徒にばかり話しかけてしまったり、生徒を叱れずに全体の統制が効かなくなってしまう事が新任の先生には多くあります。
生徒との関係がうまくいかないときの打開策は??
生徒との人間関係がうまくいかず、辞めようか悩んでいる場合は、1年目の今こそ
「生徒に好かれようとしない」
という心構えを持ちましょう。生徒が間違ったことをした場合は理由とともにしっかりと叱り、「この先生は間違ったことをしたら注意されるんだな」と生徒に気付かせることが大切です。
また、少なくとも1学期まではお互いに敬語を使い、ある一定の距離間をもって接することで「先生」と「生徒」の適切な関係を築くことができます。
「生徒に嫌われたくない」という気持ちからどうしても、新任の先生は生徒に言いたいことを言えない傾向があります。
注意すべき所で叱っても、嫌われることはまずありませんし、そもそも「好かれる」「嫌われる」という基準で接するのはまずやめましょう。これを意識するだけで、今までよりもずっと仕事がしやすくなりますよ。
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原因②:大きな失敗をしてしまった
「大きな失敗をしてしまった」という場合は、酷く落胆してしまい「やめたい」と考えてしまう要因になり得ます。自分の失敗によって、職場や生徒、同僚に迷惑をかけてしまったら、「自分は教師に向いていないのではないかな??」と思ってしまいますよね。
大きな失敗をしてしまった場合の打開策は??
実は私自身も、過去に大きな失敗をしてしまったことがあります。私の場合は行事運営上の大失敗だったのですが、酷く落胆し、「もうやめてしまいたい」とその時は思っていました。しかし、私の場合は幸いな事にそのときの職場の先輩や同僚に大変恵まれていたため、「気にしないでいいよ」とたくさん声をかけてもらった結果立ち直れたのを覚えています。
何かあったときに相談できる人間関係を築いておくことは、とても大切な事なんだなと気付かされた出来事でした。辛いときは、相談することで乗り切ることができますよ。
失敗に関しては、過度に恐れないようにしましょう。人間は完璧ではありませんので失敗は誰にでもあります。失敗した事実よりも「多少の失敗はある」という前提で普段の仕事を頑張ったり、良い人間関係を作ることが何よりも重要です。
失敗に関しては、過度に恐れないようにしましょう。人間は完璧ではありませんので失敗は誰にでもあります。
失敗した事実よりも「多少の失敗はある」という前提で普段の仕事を頑張ったり、良い人間関係を作ることが何よりも重要です。
原因③:予想していた仕事内容と違った
特に、私立校に赴任した場合などは「予想していた仕事内容と違う」ことがあります。
私立の場合は「入試広報」や「進路指導」に専属の職員を配置していることが多くあり、このような職務にあたった場合は担任を受け持たないときもあります。
「担任として頑張りたい」という強い思いを持っていたのに、実際には全く異なる業務になったら「こんなはずではなかった」と辞めたくなる要因になり得ます。また、部活動の顧問なども希望している部を必ずしももてるとは限りませんので注意が必要です。
予想していた仕事内容と違ったときの打開策は??
「担任を受け持てなかった」「希望している部活動ではなかった」など予想していた仕事内容と違う場合は「与えられた仕事をまずはこなす」ということをおすすめします。
例えば、上記の「進路指導」の業務などは、担任を受け持った場合にも無関係ではなく、特に受験期の学年を受け持った場合には重宝する経験となります。また、部活動に関しても、希望していない部活動を経験したからこそ勉強になることもあるでしょう。
このように、新任のときは様々な経験をしておくことで、教職という職務全体の知識を得ることができますよ。
まだ、教師の仕事内容がよくわかっていない場合は事前にしっかりと理解しておきましょう。
教師を辞める前に知っておくべきこと
実際に辞める前に、辞めた場合のデメリットも理解しておきましょう。特に、教職を辞める前に知っておいて欲しいことは次のような点になります。
- やめた理由はこの後の採用面接で必ず問われる
- 教職のやりがいは他の職種では味わえない
- 教師の福利厚生は手厚い
やめた理由はこの後の採用面接で必ず問われる
まず、1つ目は「やめた理由はこの後の採用面接でも必ず問われる」ことになります。
採用面接にて「なぜ教員を辞めたのですか」という問いに対して、納得のいく説明がなければどうしてもマイナスなイメージを持たれてしまいます。また、学校を変え、別の学校で教員になる場合は、尚更、しっかりと説明できなければなりません。
教職のやりがいは他の職種では味わえない
2つ目に教職のやりがいはもちろん他の職種では味わうことはできません。
教職のやりがい、魅力とは以下のようなものがあります。
- これから活躍する多くの子供に影響を与えられる
- 自身の専門性を活かせる
- 日々の業務に変化がある
- キャリアに関係なく、生徒や組織に貢献できる
- 自分自身が成長できる
一度教職になった、もしくは、目指した方は上記のような何らかの魅力を感じたからこそ、「なりたい」という決意をもったはずです。教職を離れてしまえば、当然それらも手放すことになることは覚悟しましょう。
今、「やめたい」と考えている場合は、「そもそもなぜ自分は教師を目指したのか」をもう一度思い出してみましょう。
教師の福利厚生は手厚い
教職員専用の健康保険制度は国民健康保険よりも手厚くなっています。
例えば、保険診療に関しても3割の自己負担部分が一定限度を超えた場合に払戻金があったり、高額療養費に関しても基準額を超えた分は支給されます。
また、施設の割引・優待等も充実しており、特定の宿泊施設や飲食店を格安で利用することもできます。
その他にも、万が一のときの保証内容も充実していますので、福利厚生に関しては申し分ないと言えるでしょう。このような、福利厚生に関しても、一度よく調べておくとよいでしょう。
教員から転職するのは難しい??
辞める場合の注意点などよくわかりました。
実際、辞めて転職する場合は難しいでしょうか??
一般的には教員から転職するのは難しいと言われています。
その理由は以下の4つが主な理由です。
- 転職活動をする時間が取りにくい
- 転職をする時期が限定される
- 教育関係以外の転職には弱い
- 転職をした場合に年収が下がることが多い
実際に転職を成功させるためには以下の5つのポイントに気を付けましょう。
転職を成功させる5つのPOINT
POINT①:教育経験が活かされる職種にしよう
POINT②:自己分析をしっかりしておこう
POINT③:企業に関する知識を予めつけておこう
POINT④:なるべく早めに行動しよう
POINT⑤:転職エージェントを活用しよう
まとめ
今回は新任教師の方がやめたいと考える原因とその打開策、やめる前に知っておくべきことを紹介しました。
原因①:生徒との関係がうまくいかない
打開策:生徒に嫌われる勇気を持ち、叱るべきときには叱る!
原因②:大きな失敗をしてしまった
打開策:人間は誰でも失敗する!過度に失敗を恐れず、ときには周囲に相談して解決する!
原因③:予想していた仕事内容と違った
打開策:与えられた仕事をまずはこなす!すべての業務は、自分を成長に導いてくれます!
新任教師の方で辞めたいと考えている場合は、まずは現在自身が考える原因を突き詰めて、打開策を試してみて下さい。辞める前にまずは、本当に続けられないか考えてみることが大切です。
特にコミュニケーションに関しては以下のようなコミュニケーション検定もあります。
履歴書にも書くことができ、人間関係が良好になる力もつくので、大変おすすめですよ。
こんな方におすすめ | ・自己肯定感を上げたい方 ・就職・転職をお考えの方 ・HSP,繊細な心をお持ちの方 ・職場の関係にお悩みの方 ・コミュニケーション力をつけたい方 |
メリット | ・自分のことがわかる ・テレワークや非対面営業などオンライン ・コミュニケーションに役立つ ・部下、子ども、スポーツ選手などのモチベーション向上に役立つ ・広告キャッチコピーの反応率アップ、営業・接客力アップ、売上アップに、知ったその日から使える |
・自宅に居ながらスマホの動画視聴で、履歴書に書けるコミュニケーションの資格がとれる。
・学んだその日から使って役立つ実践的なメソッド。 中級は6か月何度でも繰り返し視聴できます。
・さらに120分参加型セミナー2回つき(ZOOMを使ったオンラインフォロー研修)
また、実際に教師を辞める前に下記のような事もふまえた上で決定しましょう。
- やめた理由はこの後の採用面接で必ず問われる
- 教職のやりがいは他の職種では味わえない
- 教師の福利厚生は手厚い
しかし、上記をふまえてもどうしても辞めたい場合もあるかと思います。
そのようなときは、転職サイトに登録し、適性診断してみるのをおすすめします。
おすすめ転職サイト
20代で転職を考えている場合は以下の記事も参考にして下さい。
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