記事内に商品プロモーションを含む場合があります
高校生活がつまらないのですがどうしたらいいでしょうか??
つまらなくなる原因と対策方法を教えて下さい。
このような悩みに答えます。
- 高校生活がつまらない7つの原因を紹介
- 7つの原因を解消するための3つの解決方法
長らく高校の教師をしていますが、高校に入学したものの「思ったよりつまらない」「充実していない」このように感じる生徒は面談をしていると多くいます。
このような生活になってしまうと大切な3年間もったいないですよね。
今回はこのような結論に至る経緯として高校生活がつまらなくなる原因7つと3つの解決方法を解説します。
「今、高校生だがつまらなくて悩んでいる」
「これから高校入学する上でどうしたら楽しめるか知りたい」
このような方は是非参考にして下さいね。
高校生活がつまらない7つの原因
高校生活がつまらない原因は以下の7つになります。
- 勉強・部活・委員会などやるべき事に追われる
- 高校に行く目的がわからない
- 授業がわからない・集中できない
- 人間関係の問題がある
- 他人と比較してしまう
- 校則や家のルールが厳しい
- お金がない
原因①:勉強・部活・委員会などやるべき事に追われる
まず、1つ目は「やるべき事に追われている」場合です。
学校では「勉強・部活・委員会」、学校が終わった後は塾や予備校、習い事に通っている人もいるかと思いますがこのように日々忙しくしている人も「日々がつまらない」と感じてしまう事は多々あります。
意外ですね。毎日忙しそうにしている人は高校生活も充実してると思ってました。
一見、そのように見えるかも知れませんが、実際に面談してみると「部活の練習がきついです」「勉強漬けでつまらないです」「親に塾に行かされて嫌になっています」など答える人も多いですね。
部活に入っているとか、塾に通っているかは高校生活の充実には影響しないということでしょうか??
「部活に入っている」「塾に通っている」などは高校生活の充実には直接的には影響しません。
実際、部活に入っていなくても自身の趣味が別にあって楽しんでいる生徒もいます。
私としては、忙しいかどうかではなく、「自分の意思があるかどうか」が重要なポイントだと考えています。
「部活の練習を無理矢理やらされる」
「親に塾に行かされてる」
といった誰かに言われた事をやっているだけだと、「つまらない」と感じてしまいますので注意しましょう。
特に、勉強に関しては「どれだけ自分で考えながらできるか」が重要です。
効率を考えながら、自分自身で学習計画を立てることで、「学校や塾から言われた勉強をやっているだけ」という状態から抜け出すことができますよ。
原因②:高校に行く目的がわからない
2つ目は「高校に行く目的がわからない」という場合です。
「なぜ高校に行くのか」
「なぜ勉強するのか」
といった具体的な目的や目標がわからないまま高校に通い続ける事は「つまらない」と感じてしまう要因になり得ます。「目標をもつ」ことは進路を考える上でも、勉強をする上でも重要です。
例えば、私のこれまでの経験でも「勉強のやる気が出ない」と悩んでいる生徒は何人かいましたが「とにかく○○大学目指そう!」と促すだけでも途端にやる気に繋がった生徒は多くいました。
「なぜ勉強するのかわからない」という場合は以下の記事が参考になります。
原因③:授業がわからない・集中できない
3つ目は「授業がわからない・集中できない」という学校の授業に関する問題です。
学校は勉強する場ですので通い続ける大きな目的には「学習効果を高める」ということを期待している場合も多くあるでしょう。
しかし、このような「学習効果の上昇」を期待したせっかくの授業も「わからない」「集中できない」「寝てしまう」といった事で無駄な時間になってしまえば、何のために通っているかわからなくなり、「つまらない」「充実しない」ものになってしまいます。
私の経験でも、「学校が合わない」と辞めていってしまう生徒にはやはり成績が低い場合が多く、その学校の授業が自分のレベルに適しているかどうかは重要な問題だと感じています。
授業中に眠くなったり、集中できないときは以下ような対策をするのが効果的です。
- 背筋を伸ばして、正しい姿勢になる
- 授業中の話を要約する
- 自主的に関連した演習問題を解く
- 睡眠はしっかりとり、規則正しい生活をしよう!
- 体温調節を心掛けよう!
- 選べる場合は自身のレベルに合った授業・講座を選択しよう!
そもそも授業中、眠くなる原因としては、
「脳への刺激が少ない」
「十分な睡眠がとれていない」
の2つが最も大きな要因です。
授業中であれば、「正しい姿勢」や「自主的に考える」ことを意識して脳への刺激を促しましょう。
また、事前にできることとしては「十分な睡眠をとる」がとても重要です。夜しっかり寝ることは、睡眠欲求をリセットすることに繋がりますので、睡眠時間が足りていない場合はまずはしっかり寝るようにしましょう。
原因④:人間関係の問題がある
4つ目は「友達がいない」「先生と合わない」などの人間関係の問題がある場合です。
人間関係と幸福度合いに関しては、科学的な裏付けがあり、例えば、ハーバード大学成人発達研究所は約700名の対象者に75年間にわたって幸福度の要因を調査しました。
その結果、
「健康で幸福な人生を送るのに必要なのは『富』や『名声』ではなく、『良い人間関係を築くこと』であり、それこそがもっとも大きな幸せの要因だ。」
という結論がされ、私自身も衝撃を受けました。つまり、一般的な「年収が高い」「お金持ち」「社会的な地位」よりも「人間関係でたった一人でも心から信頼できる人がいるかどうか」が重要ということが研究結果からも明らかになっています。
たしかに、私自身の指導経験でも、成績上位の生徒が必ずしも充実した高校生活を送っているわけではないと感じており、そのような生徒によく話を聞いてみると
「自分はよく質問されるけれど、本当の友達はいない、そこまで充実していない」
と高校生活への不満を露わにしていました。
すなわち、人間関係を円滑にすることは、高校生活だけではなく、人生にとっても重要だと言えるでしょう。
円滑な友人関係としては、日頃の習慣作りが重要です。友達がいないと悩んでいる場合は以下の7つの習慣を行ってみましょう。
- 魔法の言葉その①「一緒」を使おう!
- 魔法の言葉その②「おかげ」を使おう!
- 魔法の言葉その③「好き」を使おう!
- 魔法の言葉その④「名前」を呼ぼう!
- 姿勢を良くしよう!
- 笑顔を心がけよう!
- まずは相手の事を知ろう!
苦手な人や嫌いな人がいるときの対処法はこちら
特にコミュニケーションに関しては以下のようなコミュニケーション検定もあります。
履歴書にも書くことができ、人間関係が良好になる力もつくので、大変おすすめですよ。
こんな方におすすめ | ・自己肯定感を上げたい方 ・就職・転職をお考えの方 ・HSP,繊細な心をお持ちの方 ・職場の関係にお悩みの方 ・コミュニケーション力をつけたい方 |
メリット | ・自分のことがわかる ・テレワークや非対面営業などオンライン ・コミュニケーションに役立つ ・部下、子ども、スポーツ選手などのモチベーション向上に役立つ ・広告キャッチコピーの反応率アップ、営業・接客力アップ、売上アップに、知ったその日から使える |
・自宅に居ながらスマホの動画視聴で、履歴書に書けるコミュニケーションの資格がとれる。
・学んだその日から使って役立つ実践的なメソッド。 中級は6か月何度でも繰り返し視聴できます。
・さらに120分参加型セミナー2回つき(ZOOMを使ったオンラインフォロー研修)
原因⑤:他人と比較してしまう
5つ目は「他人と比較してしまっている」場合です。
アドラー心理学に次のような考えがあります。
【他人と比較してはいけない。
ほんのわずかでも、できている部分を見つけ、それに気づかせることが重要だ。】
つまり、「他人を比較して、自信を失わないようにしよう」ということですね。
これに関しては、私も危惧しており、現在はSNSなどの普及により、他の人の状況が瞬時にわかることがメリットでもありデメリットであると感じています。
例えば、自分自身は「友達がいない」「成績が上がらない」という問題を抱えているのに、SNSで「友達と○○に行った」という楽しそうな状況や「成績が凄く上がった」という報告を周囲の人がしているのをみると「自分ってダメな奴だな」とか「高校生活全然充実していないな」と劣等感になりますよね。
このように、知らず知らずのうちに他の誰かと比較してしまうことで、「高校生活がつまらない」と錯覚してしまうことがありますので注意しましょう。
このように、SNSは便利である一方で、デメリットになることもありますので十分注意しましょう。「盛っている」という言葉があるように、SNS自体は楽しそうにみえるが実際はまったく充実していない人も多くいます。SNSの状況だけで、他人と比較するのは無意味だと私自身は感じています。
原因⑥:校則や家のルールが厳しい
6つ目は「校則や家のルールが厳しい」場合です。
学校の校則では「アルバイトができない」「髪型や服装が自由でない」、家のルールでは「門限が定められている」などがよくある不満としてよく聞きますね。
人は自由でないことに抵抗を感じますので、このような規則に縛られ、理由に納得がいっていない場合は不満に思い、「つまらない」と感じることが多くあるでしょう。
これに関しては、まずは、上記の「学校の校則」や「家のルール」がなぜ定められているのかをしっかりと考え、理解することが重要です。どうしても納得できない場合は、校則であれば学校の先生、家のルールであれば家族とまずは相談し、自分の中で不満を貯め続けないようにしましょう。
原因⑦:お金がない
7つ目は「お金がない」場合です。
お金と自由で裕福な時間はある程度の相関があることを考えるとお金が足りないことで、不自由を感じ、高校生活そのものが「つまらない」と感じることもあるでしょう。
私自身は、中学・高校のときはいわゆる「お小遣い制」でしたが、自由に使えるお金が少ないと欲しい物が買えないもどかしさはどうしても感じてしまうでしょう。
多くの場合はこのような「お小遣い」による「家のルール」が定められていると思いますので、この部分に関しても、上記と同様、納得ができない場合は家族とまずは相談していく姿勢が大切です。
高校生活を充実させるには結局どうすればいい??
上記のような原因に該当する場合には以下の3つの解決方法がおすすめです。
- 最終決定を自分でしよう!
- 周囲に相談しよう!
- どうしても合わない場合は環境を変えよう!
解決方法①:最終決定を自分でしよう
1つ目に重要な事は「物事の最終決定を自分自身でする」というマインドを大切にしましょう。
今まで、「つまらない」と感じていた人は「目標」「勉強内容」「部活の練習」など何でもそうですが、「他の誰かから言われたことだけ」をやっていませんか??
「来週までにこの課題をやっておいてね」
「今日はこの練習を必ずやってね」
「あなたの高校の目標はこれだよ」
と他の誰かに指示されて行動することはたしかに自分にとって楽な事かもしれません。何をやるかという計画を立てることや決定することは、労力が必要ですし、苦手な人も多いことでしょう。
ただ、これは逆に言えば、自分の行動を制限されてしまい、結果的に効果が半減してしまいます。
例えば、私が今まで指導した事例でも「学校から与えられた課題だけやっておけばいいと考える人」よりも、「自分自身でいつまでに何をやるかしっかり考えられる人」の方が確実に成績が向上しています。
人は「不自由」から「不満」に繋がる性質がありますので、「物事を自分が最終決定する」という意識をもつことで例え失敗しても納得できる高校生活に繋がりますよ。
解決方法②:周囲に相談しよう
2つ目に重要な事は「周囲に相談する、理解する姿勢をもつ」というマインドです。
「勉強」「人間関係」「校則の厳しさ」「家のルール」「お金」
などこの記事でも様々な原因を紹介しましたが、このような不満や困っていることがあるときは
「まずは相談する」
という事を大切にしましょう。一人で悩んでいるよりも、学校や家族にまずは話してみることで問題が解決することも多々あります。
「相談してもどうせ理解してもらえない」
と感じるかもしれませんね。ですがそんなときは逆に
「まずは相手を理解する」
ということを試してみて下さい。
例えば、「アルバイトができない」「髪型や服装が自由でない」、「門限が定められている」などは一見不自由に感じるかもしれませんが、高校生のあなたを守るために定めているルールでもあります。
このような背景をしっかりと考え、納得がいかないことは相談し、理解をしていくことでより良い高校生活に繋がりますよ。
解決方法③:どうしても合わない場合は環境を変えよう
最後に、どうしても今居る環境(学校や塾など)が合わない場合は思い切って変えることも一つの手段になります。
学校の場合だと、「転校」になりますね。
「転校」するのは勇気が出ないです…
たしかに、転校するのは一大決心になりますので軽々に決めるのはおすすめしません。ただ、どうしても「学校の方針に合わない」「レベルに合わない」場合は一つの手段として通信制などへの「転校」はありだと考えています。最初に入学した学校に無理して通い続けることが、苦痛になるのであれば尚更です。
転校に関しては主に「学習環境」の問題を抱えている場合はひとつの選択肢として考えることをおすすめしています。どうしても、レベルが合わない環境で学習することは、勉強効率としてもよくありません。
選択肢としては通信制など通いやすい高校を考えるのもひとつの手です。
通信制は自分の学習ペースに合わせられたり、 中学生だけではなく、高校生の転入も大勢いますので同じ悩みをもつ友達もたくさんできます。
以下のサイトから通信制高校の学校パンフレットが無料で簡単に請求できますのでおすすめです。
通信制高校探しはこちらがおすすめ
・【なるには進学サイト】
・【ズバットブランド】
ただし、例えば「人間関係の問題」などは、転校や就職後などでも同じ問題が起こる可能性がありますので、自分の考え方や行動を見直すことも重要です。
どちらにせよ、大きな決断をする場合はしっかりと学校や家族にも相談しましょう。
まとめ
「高校生活がつまらない」「高校生活を充実させたい」このような悩みの方に向けて7つの原因と3つの解決方法を紹介しました。
- 勉強・部活・委員会などやるべき事に追われる
- 高校に行く目的がわからない
- 授業がわからない・集中できない
- 人間関係の問題がある
- 他人と比較してしまう
- 校則や家のルールが厳しい
- お金がない
- 最終決定を自分でしよう!
- 周囲に相談しよう!
- どうしても合わない場合は環境を変えよう!
結論、高校生活を楽しむには「物事を自分自身で決定し、ときには周囲に相談する」ことが重要です。
「勉強」「部活の練習」「授業」「目標」など何でもそうですが、誰かに言われた内容をそのままこなしているだけでは、忙しさはあっても充実しているか疑問に思ってしまいます。
また、「人間関係」「校則」「家のルール」などで悩んでいる場合は、周囲に相談し、ときには自分自身が理解を示すことも重要になります。
おすすめ書籍はこちら
以上、参考になれば嬉しいです。
高校生向けに以下の記事もおすすめです。
大学受験の流れ(まとめ記事)
効率のいい勉強法の全体像(まとめ記事)
勉強法に関するおすすめ記事
高校生活に関するおすすめ記事
コメント