
こんにちは!シンスケです!大学院理学研究科を卒業後、中学高校の教員として15年以上学校教育に携わっている経験を活かし、様々な教育関連の情報を発信しています。「ICT教育」「探究・アクティブラーニング」「カリキュラムマネジメント」に関しての導入や、学力向上対策の提案、学校運営に関するアドバイザーもしております。



高校に入って、毎日勉強していて思うのですが、勉強する意味って何でしょうか??



「数学はいつ使うの?」「理科の知識は必要?」など考えると勉強する意味が本当にあるのかわからなくなってきますよね。勉強する意味がしっかりわかるとやる気も出るというもの。
今まで指導してきて、感じる高校で勉強する意味を5つに分けて紹介します。
- 勉強しなければならない意味がわからない
- 高校での勉強は役に立つの??
- 勉強する意味がわかることで、やる気に繋がる
【なぜ勉強するのか】高校生へのメリット5選





勉強をする意味やメリットには次の5点があります。
- 将来の可能性を残すことができる
- 優秀な人に恵まれる
- 長所・短所を知ることができる
- 生きる力が身につく
- 自分に自信がつく
将来の可能性を残すことができる
まず、1つ目は勉強をすることで将来の可能性を残すことができます。
高校生の場合、なりたい進路や将来の職業が決まっていない場合も多いかと思います。なりたいと思う職業が思い浮かんでも、いろいろ調べたり、職業体験などをやった結果「やっぱり自分には向いていないかな」と思うこともあるでしょう。
そのようなときに、必要な学力を身に付けておき、いい学校に入っておけば、後になってなりたい職業が決まってもそれを目指すことができます。まだ、大学受験前であれば、「他学部」にシフトチェンジすることも可能なはずです。
このように、将来どうなるかわからない状態でも勉強しておくことで自身の可能性を残すことができるのは1つのメリットであるでしょう。
高校で進路が決まっていない人こそ、いい大学にいき、将来の可能性を残せるよう勉強することをおすすめします。
優秀な人に恵まれる
2つ目に優秀な人に恵まれることがあげられます。
「類は友を呼ぶ」
という言葉があるように、自分の考えに似た人同士は自然と仲良くなります。
これは、勉強に関しても同様で、
勉強を頑張った人同士
勉強を頑張れなかった人同士
同じような学力の人同士
は自然と集まる傾向があります。
私自身の経験でも、
クラスで下位の成績の生徒が上位の生徒に勉強を教えてもらうことはあっても、
「その二人が仲良く一緒に勉強したり、遊んだりしている」
という例は一度もありませんでした。
これは、レベル差があまりに開いているとお互いにとって勉強が効率的でない事が無意識的にもわかっているからだと思われます。


これは逆に言うと、あなたが勉強を物凄く頑張れば、同じように頑張った人と仲良くなりやすいという事に他なりません。
周囲に優秀な人が集まれば、洗練された考え方に触れることができ、自己の価値観さえ覆されることもあります。
また、シンプルに言えば、周りの友人がそのまま将来のビジネスパートナーになる可能性もありえるでしょう。
このように、自身が優秀になることで、周囲に優秀な人が集まりやすくなるのはメリットの一つと考えられます。
長所・短所を知ることができる
3つ目に特に高校生にとっては「自身の長所・短所を知ることができる」点は大きいと考えています。
「自分が何が得意で何が不得意なのか」がわかっているということは非常に大きなことで、
例えば
「数学のような論理的に考えることを楽しいと思うか」
「国語のような文章を読解したり、書いたりする方が楽しいと思うか」
といった事は実際に勉強をしてみないとわからないですよね。
最初は「数学が苦手」と思っていても、勉強していくと「案外、数学の問題を解くのは楽しいな」と思うこともあるかもしれません。逆に、「国語が得意」と最初は思っていても、勉強していく内にどうしても嫌になる事もあるかもしれません。
このように、勉強を通して「自分が何が得意で何が不得意なのか」をわかっておけば、
「将来したい事をみつける」
という意味でも非常に役立ちます。
生きる力が身につく
4つ目は「生きる力が身に付く」ことです。
主要5教科である「英語」「数学」「国語」「理科」「社会」に関しては、直接この力が社会で役立つというよりも、間接的にあらゆる場面で役立っているというイメージが強いです。
実は、私自身も生徒に
「数学なんて将来使わないのに何で勉強しなければならないんですか??」
と実際に聞かれたことがあります。
たしかに「二次関数」「三角比」などは社会で実際に使う機会は少ないでしょう。
しかし、「二次関数」「三角比」などの問題を通して学んだ「逆から考えてみる発想力」であったり、「ひとつひとつ整理しながら考えていく力」を知らず知らずのうちに利用していることを社会で働いて改めて実感しました。
「考え方」を学ぶことで、困難な問題に突き当たったときも柔軟に考えられることができるようになることは「数学」を学ぶ醍醐味のひとつといえるでしょう。
このように、5教科に関しては、それ自体を直接利用するというよりも
「数学」では「思考力」「問題解決能力」「改善能力」
「国語」では日本語で必要となる基礎的な「書く」「読む」「聞く」「話す」の力
「英語」では外国語で必要となる基礎的な「writing」「leading」「listening」「speaking」の力
「社会」では「世の中の仕組み」や「過去の知識」
「理科」では世の中に存在するあらゆる「物質」や「現象」の根本的な原理
といった知識や考え方を組み合わせることで「生きる上でのあらゆる力」になると私は考えています。
特に「新学習指導要領」の導入により、2022年度以降の高校生からはまさにこの「生きる力」を学ぶことができるカリキュラムとなっておりますので、高校でしっかり学ぶことのメリットは大きいといえるでしょう。


自分に自信がつく
最後に、勉強をしっかりとやり遂げれば結果はどうあれ自分に自信をつけることができます。
努力した結果しっかりと目標とする大学に合格することができれば
「自分はやれば成功できる人間だ」
と自信がつき、この先如何なる困難があってもやり遂げる活力が生まれるでしょう。
また、もし結果的にうまくいかなかったとしても最後まで努力をすることができたなら
「自分はこんなに努力することができた」
と思うことができますし、努力して得た「知識」や「経験」は必ずあなたの自信に繋がりますよ。
まとめ





高校生が勉強する意味を5つにまとめて紹介しました。
- 将来の可能性を残すことができる
- 優秀な人に恵まれる
- 長所・短所を知ることができる
- 生きる力が身につく
- 自分に自信がつく
勉強することは大変な事であり、「意味がないのでは??」と感じることもあるかもしれませんが、実際に勉強をやり切ったときに初めて上記のようなメリットを実感できます。
少なくとも「メリットはあってもデメリットになることは絶対にない」と自信をもっていえますので、このことを信じ将来の為に頑張ってくれることを願っています。



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「オンライン学習をしている人の方が、対面授業で学習をしている人より成績が良かった」
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