塾か通信教育か高校生や中学生におすすめは?7つの違いで徹底比較

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ラッシーくん

塾に通うか通信教育にするか迷っているのですが高校生や中学生はどちらがおすすめですか。2つの違いや自分にはどっちがあっているか選び方があれば知りたいです。

こういった疑問に答えます。

本記事の内容
  • 塾と通信教育の違い
  • 塾と通信教育のどちらがおすすめか(選び方)
シンスケ

15年以上学校教育に携わっている中学高校の教員です。担任を6年、教務主任を6年ほど経験した後、現在は学校運営に関するアドバイザー業務をしております。

これから大学受験や高校受験がある方によくある質問に

「塾と通信教育のどちらにするか迷っている」
「塾と通信教育の違いや選び方が知りたい」

という問いがあります。

結論

塾と通信教育のどちらがよいかは個人の価値観にもよるが、本記事で紹介しているチェックリストである程度適性を知ることができる

このような結論となりますが、その過程として塾と通信教育の違いや選び方を紹介していきます。

目次

塾と通信教育の違い

まず、塾と通信教育の違いをまとめると結論としては以下になります。

塾と通信教育の違い

塾・予備校通信教育
場所・校舎に通わなければならない
・勉強に集中できる環境が既に整っている
・自習室・図書室など学習に関連する施設が利用できる
・いつでもどこでも勉強できる
・学習に特化した環境は自分で作る必要がある
強制力・強制力がある・強制力がない
仲間の有無・同じ目標に向かう仲間がいる・自分一人で進める必要がある
ペース・集団に合わせた授業スピード
(個別の場合は自分に合わせてくれる)
・常に個々のペースで勉強できる
(早く進めることも可)
サポート・対面なのですぐにサポートが受けやすい・原則、オンラインでの対応が前提。
対応までの時間が長かったり、回数制限がある場合もあり。
学び方・講師によって教え方・学び方に差異がある・通信教育ごとに学び方が統一されている
費用・通信教育に比べて費用が高い・塾や予備校に比べて費用が安い

上記の内容について詳しく解説していきます。

学習場所

1つ目は「学習場所」の違いになります。

塾・予備校通信教育
・校舎に通わなければならない
・勉強に集中できる環境が既に整っている
・自習室・図書室など学習に関連する施設が利用できる
・いつでもどこでも勉強できる
・学習に特化した環境は自分で作る必要がある

「塾や予備校」の場合は一般的には校舎に通って様々なサービスを受ける形式になります。

各校舎では、自習室や質問ルーム・飲食スペース・図書室など学習に必要になるものはたいていの場合は揃っているのは大きなメリットです。

シンスケ

塾や予備校と契約するとこのような設備が利用できるのはとてもいいですね。
私自身も家でどうしても集中できないときは「自習室」を使っていましたし、赤本などの大学の過去問や参考書も揃っていますよ。

しかしながら、その反面「校舎に通わなければならない」という場所を問われる点では、通学時間や通学費もかかりますのでそこはデメリットといえるでしょう。

一方、「通信教育」の場合は、いつでもどこでも学習ができることが一般的です。

校舎に通う必要がないため、時間が空けばすぐに学習に向かうことができるというメリットがあります。

しかしながら、その反面、塾や予備校のような学習環境づくりは自身で行う必要がありますし、

「いつでもできるなら今じゃなくてもいいかな」

という弱い気持ちになりがちですので注意しましょう。

学習の強制力

2つ目の違いは「学習の強制力」です。

塾・予備校通信教育
・強制力がある・強制力がない

「塾や予備校」は集団授業・個別授業ともにある程度強制力があります。

シンスケ

集団授業は他の人の目もありますし、寝ていたらもちろん注意されます。

一方、「通信教育」は常にひとりで利用することになるため、強制的に勉強させられることはありません。

「自由」という見方ができる反面、自分を律して学習するという意志がどうしても必要になります。

学習をする仲間の有無

3つ目の違いは「学習をする仲間の有無」になります。

塾・予備校通信教育
・同じ目標に向かう仲間がいる・自分一人で進める必要がある

「塾・予備校」の場合は同じ目標に向かう仲間がいます。勉強を友達と一緒にやるのは以下のようにメリットがある反面、デメリットもあるので注意しましょう。

勉強を友達と一緒にやるメリット5選
  • レベルの高い人の考え方を学ぶことができる
  • 友達に教えることで自分自身の理解も深まる
  • 有益な情報が手に入る
  • 同じ境遇の人がいることが励みになる
  • 人の目があることで強制力が生まれる
勉強を友達と一緒にやるデメリット3選
  • 勉強以外に脱線してしまう
  • レベル差がありすぎて、お互いにとって有益にならない
  • 間違った情報を教えられることもある

一方、「通信教育」の場合は終始自分ひとりでやる必要があります。

上記のような点にメリットを感じない場合やひとりで集中したいタイプの人には通信教育の方が合っていますが、モチベーションの面で一人だと心配な人にとってはデメリットになるかもしれません。

学習ペース

4つ目の違いは「学習ペース」になります。

塾・予備校通信教育
・集団に合わせた授業スピード
(個別の場合は自分に合わせてくれる)
・常に個々のペースで勉強できる
(早く進めることも可)

「塾・予備校」の場合は、個別指導であればある程度個々の対応が可能ですが、集団授業の場合はクラス全体に合わせたスピードで学習が進められていきます。

シンスケ

集団授業は場合によっては授業が「早い」「遅い」ということがあるかもしれませんね。

一方で「通信教育」の場合は常に個々のペースで学習を進めることが可能です。

例えば、講義動画のスピードが早い場合は戻ってもう一度見直すこともできますし、遅くすることもできます。

また、明らかにわかっている箇所は飛ばすこともできるので、自分の理解度に合わせて調整するとよいでしょう。

学習サポート

5つ目の違いは「学習サポート」になります。

塾・予備校通信教育
・対面なのですぐにサポートが受けやすい・原則、オンラインでの対応が前提。対応までの時間が長かったり、回数制限がある場合もあり。

「塾や予備校」の場合は常に対面ですので直接的なサポートが受けやすいといえます。
例えば、わからないところがあれば直接講師に質問することができますし、進路相談などもメンターに相談することも可能です。

一方で、「通信教育」の場合は対面ではありませんので、オンラインでの対応が前提となります。

わからない場合は別途チャットで質問することもできますが、対応までの時間が長かったり、質問回数に制限がある場合もありますのでサポートとしてはどうしても対面での対応には劣ってしまうので注意しましょうl

通信教育のサポート比較表

通信教育

進研ゼミ(高校講座)

Z会(高校講座)

スタディサプリ
(高校・大学受験講座)

すらら

スマイルゼミ
(高校コース)
河合塾One
学研プライムゼミ
添削指導ありありなしなしなしなし選択したユニットによってはあり
質問対応ありあり追加費用が必要ありオンラインチャットのみ4回目から追加費用が必要あり
(メールのみ)
個別アドバイスあり質問対応で多少可能追加費用が必要あり基本AIのみ追加費用が必要なし
(動画あり)
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

教え方・学び方

6つ目の違いは「教え方・学び方」の違いになります。

塾・予備校通信教育
・講師によって教え方・学び方に差異がある・通信教育ごとに学び方が統一されている

「塾・予備校」の場合は良くも悪くも講師によって差異があります。

担当講師が作成したプリントの内容や教え方などが自分に合っていればよいですが、逆に合わなかった場合には講座変更するのは塾や予備校の場合はかなり大変です。
(もちろん、すぐに対応可能な塾や予備校もあります)

一方、「通信教育」は基本的には手法が統一されています。また、難易度などが合わない場合も自身で別のコースに変更することも簡単にできるのが特徴です。

費用

7つ目の違いは「費用」です。

塾・予備校通信教育
・通信教育に比べて費用が高い・塾や予備校に比べて費用が安い

これは両者で最も違う点になるでしょう。

例えば、「塾・予備校」と通信教育の「進研ゼミ高校講座」の比較は以下になります。

塾・予備校と進研ゼミ高校講座の比較

引用:進研ゼミ公式

上記の通り、塾や予備校の場合は3年間で約120万円もの費用がかかりますが、進研ゼミの場合は35万円程度ですのでかなり安くなります。

また、進研ゼミ高校講座以外の通信教育は以下になります。

通信教育

進研ゼミ(高校講座)

Z会(高校講座)

スタディサプリ
(高校・大学受験講座)

すらら

スマイルゼミ
(高校コース)
河合塾One
学研プライムゼミ
料金約9,000円~11,000円(3教科)
※学年によって差異あり
約11,000円~12,000円(3教科)
※学年によって差異あり
約2,000~11,000円(3教科)
※コースによって差異あり
約9,000円~10,000円約18,000円約4,000円程度約12,000円~20,000円
※1ユニットのみ
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
※料金は1月あたりの概算

上記の通り、差はあるものの塾や予備校と比較すると通信教育はかなり安く利用することができます。

塾・予備校と通信教育はどちらがおすすめか

まとめとして塾・予備校と通信教育の違いをまとめると以下のようになります。

塾・予備校と通信教育の違い

塾・予備校通信教育
場所・校舎に通わなければならない
・勉強に集中できる環境が既に整っている
・自習室・図書室など学習に関連する施設が利用できる
・いつでもどこでも勉強できる
・学習に特化した環境は自分で作る必要がある
強制力・強制力がある・強制力がない
仲間の有無・同じ目標に向かう仲間がいる・自分一人で進める必要がある
ペース・集団に合わせた授業スピード
(個別の場合は自分に合わせてくれる)
・常に個々のペースで勉強できる
(早く進めることも可)
サポート・対面なのですぐにサポートが受けやすい・原則、オンラインでの対応が前提。対応までの時間が長かったり、回数制限がある場合もあり。
学び方・講師によって教え方・学び方に差異がある・通信教育ごとに学び方が統一されている
費用・通信教育に比べて費用が高い・塾や予備校に比べて費用が安い

ざっくりとタイプを分別すると以下になります。

ざっくりとしたおすすめタイプ

塾・予備校通信教育
・強制的にやらされた方がいいタイプの人
(自由度は低い)
・強制力がなくても自分で何とかできるタイプの人(自由度が高い)

したがって、上記を比較すると塾・予備校と通信教育はどちらがおすすめか、という点に関しては結論としては

「個々の価値観による」

ということになります。


なぜなら、例えば「強制力はありなしどちらがよいか」という1点だけをみても、人によって価値観が異なるからです。

ただし、どちらが向いているかの判断基準(チェックリスト)は存在します。

塾・予備校と通信教育の判断基準(チェックリスト)

塾・予備校に向いているタイプ通信教育に向いているタイプ
場所通学が苦ではない
☑自習室など学習できる施設が欲しい
時間があるときにすぐに学習したい
☑学習に集中できる場所が既にある
強制力☑強制されないと学習に集中できない☑強制されなくても自分で学習できる
仲間の有無☑同じ目標に向かうor競い合える仲間が欲しい☑ひとりで黙々と学習したい
ペース☑集団授業のペースで問題ない☑自分のペースで学習したい
サポート☑疑問はすぐに解決したい
☑対面でのサポートを受けたい
☑質問は数日後でも可
☑電話やチャットでのサポートでも可
学び方☑講師によって差異があるのは想定内☑学び方がある程度確立されていた方がよい
費用☑費用がかかっても問題ない☑費用を安く始めたい

上記のチェックリストの項目で当てはまる数が多い方が向いているタイプであるといえますので、まずは上記を試してみるとよいでしょう。

ただ、特に費用面では塾や予備校の場合は3年間で約120万円もの費用がかかる中、通信教育の場合は3分の1程度で済むことも多いですので、

「どうしても塾や予備校に行くか、決められない」

このような場合は

「まずは、通信教育を始めてみる」
→ 「自分に合わなければ塾や予備校を検討する」

このような手順で利用するのが最も良いと思います。

大学受験は、下記の通り、概算で約432,000円もの受験費用がかかります。

受験費用(概算)

ア.大学入学共通テスト受験費用 18,000円

イ.共通テスト利用費用 60,000円 (20,000円 × 3校分)
※合格点数の割合を算出して10%刻みに3校分を出願
例:50%台、60%台、70%台より1校ずつ出願

ウ.一般選抜受験費用 315,000円 (35,000円 × 9校分)
※3年次河合模試平均偏差値に基づき、挑戦校、相応校、安全校を各3校ずつ出願

エ.その他(予備費 39,000円)
(上記ア.イ.ウ.エ.の合計金額) =432,000円
(月額換算)                            = 12,000円(432,000円 / 36カ月分)

また、これに加えて入学費用などもかかりますのでかなりの金額になることは明白です。

したがって、通信教育などでまずはコストを抑えて学習を始めることはかなりのメリットといえるでしょう。

塾ではなく通信教育を始める場合のおすすめは?

もしも、塾ではなく、通信教育を始める場合は以下の比較表や記事を参考にして決めましょう。

通信教育比較表

順位第1位第2位第3位第4位第5位第6位第7位
通信教育

進研ゼミ(高校講座)

Z会(高校講座)

スタディサプリ
(高校・大学受験講座)

すらら

スマイルゼミ
(高校コース)
河合塾One
学研プライムゼミ
対象レベル全高校生
(基礎~応用レベル)
学習が得意な高校生
(標準~発展レベル)
全高校生
(基礎~標準レベル)
学習が苦手な高校生
(基礎レベル)
全高校生
(基礎~応用レベル)
学習が苦手な高校生
(基礎~標準レベル)
難関大学を目指す高校生
(標準~発展)
教科1教科ずつ受講可能1教科ずつ受講可能5教科セット3教科or5教科セット7教科セット全教科セット
※未対応科目あり
ユニット式
学習スタイルスマホ・紙テキストタブレット・紙テキスト
※タブレットは高1高2のみ
スマホ・タブレット・PCスマホ・タブレット・PC専用タブレットのみスマホ・タブレット・PCスマホ・タブレット・PC+紙テキスト
添削指導ありありなしなしなしなし選択したユニットによってはあり
質問対応ありあり追加費用が必要ありオンラインチャットのみ4回目から追加費用が必要あり
(メールのみ)
個別アドバイスあり質問対応で多少可能追加費用が必要あり基本AIのみ追加費用が必要なし
(動画あり)
ライブ授業ありなしなしなしなしなしあり
料金約9,000円~11,000円(3教科)
※学年によって差異あり
約11,000円~12,000円(3教科)
※学年によって差異あり
約2,000~11,000円(3教科)
※コースによって差異あり
約9,000円~10,000円約18,000円約4,000円程度約12,000円~20,000円
※1ユニットのみ
おすすめ度
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(2.5 / 5.0)
(2.0 / 5.0)
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

総合的には「進研ゼミ高校講座」が最もおすすめ

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