高校卒業後の進路が決まらないときの学校の決め方3選!

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ラッシーくん

高校卒業後の進路が決まらないんだけど、どうしたらいいんだろう??
やりたいこともないし、将来が心配です…。

このような悩みや疑問に答えます。

この記事を読むと
  • 進路選択に関する高校生の悩みがわかる
  • 高校卒業後の進路が決まらない時の学校の決め方がわかる

周りの友達が卒業後の進路を決めている中で、自分は決まっていないと不安になりますよね。


高校生で進路が決まっていなくても焦らなくて全然大丈夫です!

学校の決め方で大切な考え方を解説しますので是非参考にして下さいね。

目次

高校卒業後の進路が決まらないときの学校の決め方3選!

進路選択に関する高校生の悩み

シンスケ

まず次のデータをみてみましょう。
これは文部科学省「進路を考えるときの高校生の気持ち」のアンケート調査で「高校生が進路選択において気掛かりに思っていること」と「大学生に聞いた高等学校時代に進路を選択したときの悩み」をまとめたものになります。

出典元:進路を考える時の高校生の気持ち (mext.go.jp)
出典元:進路を考える時の高校生の気持ち (mext.go.jp)
ラッシーくん

1位は両方とも学力に関する悩みみたいですね!大学入試も変わってきているし、これからも学力を上げたいっていう悩みは尽きなそうですよね。

シンスケ

そうですね!このことからも、学力と進路が直結することは、周知の事実といえますね。
令和4年度入学生からは大学入試に関する変化(大学入学共通テスト、推薦入試など)もあるのでこれも意識しながらしっかり学力をつけることは大事ですよ。

シンスケ

ただ、学力以上に多いのは、2位~4位にある「適性」「就きたい職業」「やりたい専門分野」といういわゆる「進路が決まらない」という悩みなんだ。これら3つを合わせると「学力」に関することよりも多くの悩みを皆が抱えているといえますね。
つまり、「進路が決まらない」という悩みは高校生皆が感じており「自分だけ」ではないから安心して下さいね!

進路が決まらない時の学校の決め方

シンスケ

進路が決まらないときは、以下のような3つの考え方で学校を決めていきましょう。

進路が決まらないときの考え方
  1. 進路が決まらない人こそ「大学名」を重視しよう!
  2. 難関大学に合格しやすい「文理選択」「科目選択」をしよう!
  3. 資格を必要とする職業に就く可能性があるかを判断しよう!

その①:進路が決まらない人こそ「大学名」を重視しよう!

進路が決まらない人こそ、いわゆる「大学名」を重視しましょう。

もちろん、将来「SEになりたい」「教師になりたい」「保育士になりたい」など明確な目標が今決まっている方がいいに越したことはありません。

「明確な目標」が決まることで、学習へのモチベーションが上がり、結果的に良い進路結果になることが多いからです。しかしながら、もっと重要な事は「将来の可能性を広くとっておくこと」です。

しかし、現段階で将来の職業を決めてしまうことが必ずしも良いとは限りません

例えば、現在、高校生の段階で「卒業後は専門学校に行って、パティシエになりたい」と考えているとします。専門学校自体はもちろん素晴らしい学校もたくさんあり、将来、パティシエになるのに必要な技術が学べるでしょう。実際、以下のように、資格取得に関する優位性で専門学校を推す記事もあります。

国家資格取得が就職の条件となる職種、看護師、救急救命士、臨床検査技師、理学療法士、歯科衛生士、あん摩・マッサージ指圧師、美容師、理容師、栄養士、調理師、保育士、幼稚園教諭(2種)、介護福祉士などを目指す場合には、専門学校は最短のルートと言えるだろう。

引用元:専門学校の就職事情を調査!大学との比較、就職率、メリット・デメリットを解説【高校生なう】|【スタディサプリ進路】高校生に関するニュースを配信 (shingakunet.com)

これに関してはたしかに言えることです。実際、資格取得がないと就けない職種において、大学などの「学歴」を重視する考え方は遠回りになるときがあるといえるでしょう。
しかし、考えて欲しいのは専門学校に通っている途中で、「やっぱり向いていない」と気付いたときにその対処を考えているかどうかです。

シンスケ

専門学校の場合、大学よりも入りやすい反面、自身の経歴としては、「学んだ分野に関連した職業以外には不利に働く」という傾向は事実としてあることを覚えておいて欲しいと思います。
また、「大卒が応募条件になっている」「国家資格の受験対象にならない」など、物理的に専門卒では就職が難しい職種もあるので注意が必要です。

この傾向は、「専門学校」を選ぶ場合だけでなく、「学部・学科」で進路先を考えている場合も同じことがいえます。
下記は、「ヒューマンデザイン研究所」で研究された「大学名による差別」の実態をまとめたものです。

いわゆる「学力フィルター」は存在し、「学部・学科」ではなく「大学名」での採用をしている実態は存在するといえます。すなわち、これらに相当する大学に進学しなかった時点で、「このような大企業で働く道がなくなる可能性がある」ことは強く意識しておく必要があります。

また、このような大学を卒業した人は、例えば上記のような大学で「文系」を選んだ場合でも「理系」の職種についている例はたくさんあり、特定の資格がいらない職種の場合は難関大学を卒業することが有利に働くことが多いといえるでしょう。

「資格を後から取得する」ことや「難関大学を卒業後に専門学校に通う」ことに関しても遠回りではあるものの、不可能ではないことが多いです。(もちろん、医療系など非常に困難なものもあります)
しかし、その逆で専門学校に通った後、難関大学に合格することは限りなく難しいといえます。

すなわち、進路が決まっていない人こそ、

「とにかく難関大学を目指し、幅広い進路先を確保しておく」

という考え方はとてもおすすめです。

ラッシーくん

職業は無数に存在するので、より幅広い進路先を確保することが大切なんですね。

シンスケ

焦ってなりたいものを決めるより、しっかり調べたり、経験してわかることもありますよ。上記のパティシエの例でいえば、「難関大学に進学し、他の道も残しつつ、アルバイトをしたり、他の職業のことも調べながら、それでもなりたかったらパティシエを目指す」という道もあることを覚えておきましょう。
「学歴」は自分にとって財産になりますよ。

その②:難関大学に合格しやすい「文理選択」「科目選択」をしよう!

ラッシーくん

職業を無理に決めなくていいことはわかりました!逆に高校のうちに決めておいた方がいいことはありますか??

シンスケ

高校のときに一番決めなければならないのは、「文理選択」と「科目選択」です。

高校のときに決めることは、「職業」ではなく、まずは「文理選択」と「科目選択」にのみフォーカスして決定していきましょう。
つまり、「受験科目を何にするか」になります。
流れとしては、

高校1年11月前後に「文理選択」
高校2年11月前後に「科目選択」

このようなイメージで、段階的に決定していくことが重要です。

ラッシーくん

何事も段階的に決めることが大事なんですね!

シンスケ

そうですね!いわゆる皆がイメージする進路決定とは「職業」だと思うけど、これは本当に最終的にいろいろな経験をした上で決めて欲しいと思っています。
高校で決まっていた場合も、その後、いろいろな影響で変化することはよくあることなんです。
高校はあくまでも「文理選択」と「科目選択」を間違えないようにし、さらに後述する「資格」の有無を考えながら進学先を決めるといいですよ。

ラッシーくん

「文理選択」と「科目選択」はどう決めたらいいですかね??

シンスケ

「文理選択」に関してはイメージとしては「文系」と「理系」どちらが勉強しやすいかということを目安にしましょう

1年11月までには模試もたくさん受験していると思うのでその結果も参考にするといいですよ。
ただ、「理系」の場合は原則「数学Ⅲ」まで勉強しないと受験できる大学・学部が限られてしまうので、河合模試などの外部模試で数学の偏差値が55~60程度とれるかは一つの目安にして下さい。(看護など一部の学部は除く)

「科目選択」に関しては、「国公立大学」を狙うか「私立大学」のみにするかの選択だと考えるといいです。もちろん「国公立大学」を狙いすべての科目を勉強できるなら尚良いですが、2年11月の時点で「理系の人は文系科目」「文系の人は理系の科目」が厳しいと判断した場合は私立の勉強に集中するのも一つの手なのでよく考えておきましょう。

その③:資格を必要とする職業に就く可能性があるかを判断しよう!

シンスケ

最後に、必ずしも上位の「難関大学」のみを重視しない方がいいパターンを紹介します。
それが「資格を必要とする職業に就く可能性があるかどうか」になります。

ラッシーくん

資格を必要とする職業に就く場合は、「大学」で選ばない方がいいってことでしょうか?「専門学校」がいいですかね??

シンスケ

その①で述べた通り、基本的には、「大学名」が重要だという考えの下で、「メリット」と「デメリット」を考えながら選ぶ必要があります。

専門学校」は「手に職がつく」というメリットはもちろんあるので、「絶対にこの職業しかありえない」という確固たる信念があるのであればおすすめします。

ただし、上記で述べたようなデメリットもあるのでそれをしっかり知ってから判断することが重要です。

高校での進路先を決める上で唯一将来の職業まで考慮しなければならないのは「資格を必要とする職業に就く可能性があるかどうか」になります。

「医師」「看護師」などの医療系の職種に関しては、医学部、看護学部でないと難しいため、「大学名」よりも「学部・学科」を最優先し、その上で「大学名」を選ぶべきです。教育関係に関しても「数学科の教諭になりたいのに文系にいく」選択をした場合はもちろん免許の取得は限りなく難しくなります。

このように、特定の「学部・学科」でないと資格取得できないパターンがあるので、これらの職種に就く可能性があるかどうかに関してのみ、高校での判断が必要です。

ただし、「その①」でも述べた通り、後から取得することが不可能ではない資格もあります。
これらを考慮した上で、判断を間違えないように注意しましょう。

シンスケ

以上、参考になれば嬉しいです。
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